来月、FIAは、F1マシンの3つのコックピット保護ソリューションをテストすることを確認した。デザインは、将来、事故によって特にホイールが外れた際などにドライバーを保護するためにFIAが進めている動きの一部となる。一つ目は、AFP-V2と知られるノーズの先端にロールゲージをアップデートしたものだ。2つ目はメルセデスの“ハロー(暈)”型のソリューション。3つ目はノーズの中間からドライバー頭上のエアインテークに繋がる3本のバーからなるロールフープとなっている。
それら3つのコンセプトは、FIAの研究成果として金曜日にドライバーに説明された。後半2つのデザインは、クルマからドライバーを引き出す際に懸念が示されているが、FIAのセーフティディレクターを務めるローラン・メキースは「まず、我々は仕事をする何かを見つけ、その後、他の問題を取り扱う方法を見つけていく」と述べた。「我々は広範囲にソリューションを調べ、各々のテストから学ぼうとしている」GPDA会長のアレックス・ブルツは「正直、見た目の良くないソリューションを目にすることになるだろうけど、まずは機能が重要だし、スタイルについてはその後取り組んでいく」と述べた。「まずは僕たちが成し遂げたいことに目をむけて、その後、他の潜在的な危険のための解決策を見つけていくと思っている「もちろん、飛び散っているものを見れば、まだキャノピーがベストなソリューションだろう。僕はそれを好んでいる。でも、例えば、火災や素早い救出などの他の問題に対処しなければならない」「何かが行われていくのは良いことだ。だが、それには時間がかかることを認めなければならない」「僕たちは来年ここにあるものについて話しているわけではない。ソリューションが安全で、状況が前に進むことを100%確実にしなけばならない」ローラン・メキースは「2017年以前は何もすることができない。だが、良い結果を得られれば、2017年に導入することができるだろう」と付け加えた。F1アメリカGPの金曜フリー走行では、FIAはダニール・クビアトとフェルナンド・アロンソのマシンで、2016年に導入を予定している高速ビデオのプロトタイプを搭載したことも認めた。ローラン・メキースは「ドライバーの頭部と上半身が状況とどのように相互作用するかを理解するために設計されている」と述た。アレックス・ブルツは「それらは事故が起こった際、人体がどれくらいの影響を受けるのかを理解することに大いに役立つ」関連:・F1:頭部を保護する“暈”を9月にテストへ - 2015年8月27日・ロブ・スメドレー、F1へのクローズドコックピット導入は容易 - 2014年10月7日・FIA、F1マシンの前方ロールフープをテスト - 2012年4月27日
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