FIAは、2017年から3シーズンのF1タイヤサプライヤーの入札を開始した。現在のF1タイヤサプライヤーであるピレリの契約は2016年末で満了するが、すでにそれ以降の3年間のサプライヤー企業の募集が開始された。2006年までF1にタイヤを供給していたミシュランが関心を示しているが、ミシュランは18インチへのインチアップとより長持ちするラバーを供給できることを条件としている。
現在、F1マシンをよりアグレッシブなルックスにし、より良いレースを提供するために、2017年からリアタイヤの幅を375mmから420mmに広げようという動きがある。入札希望企業は、6月17日までに単独タイヤサプライヤーになるための申し込みを提出し、翌日から選択プロセスが開始される。その候補者のなかから7月17日までに技術面と安全面の必要状況を満たす企業が絞り込まれ、最終的な決定への進む。AUTOSPORT によると、FIAは候補企業に対して「ホイール直径は現在の13インチの予定だが、タイヤメーカーがそうすることによって競争者にアドバンテージなると感じているのであれば、直径の増加は除外しているわけではない」と文書で伝えているという。また、文書では言及されていないが、ドライコンパウンドの種類が現在の4種類から6種類に拡大される可能性があると AUTOSPORT は報じている。