フェラーリは、将来2014年のF1エンジンを使って、世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦する可能性を除外していない。フェラーリ・コルセ・クリエンティ代表アントネッロ・コレッタは、フェラーリが2014年に導入されるP1規約集を研究していることを明かした。アントネッロ・コレッタは、将来どこかのポイントでフェラーリが製造したシャシーとF1のV6ターボエンジンで世界耐久選手権に参戦する可能性を否定していない。
「フェラーリが、全ての機会をふるいにかけ、ざっと調べてみるのは普通のことだ」「将来、何が利用できるかを理解することが重要だ」だが、アントネッロ・コレッタは、フェラーリが1973年以来となるプロトタイプへのファクトリー参戦についての差し迫った計画はないと強調した。「現在、我々はF1に集中しており、他のことをする可能性はない」とアントネッロ・コレッタは説明。「フェラーリがLMP1にいると言うことはできないが、フェラーリがLMP1にいないと言うこともできない。我々のビジョンが、2015年なのか2016年なのか、それともそれ以降なのかも言うことはできない」アントネッロ・コレッタは、フェラーリが、アウディ、トヨタ、ポルシェ、そして日産に加わることになるとすれば、エンジン供給元としてだけではなく、完全なファクトリー参戦になるだろうと述べた。「クルマを造るか、やらないかだ」とアントネッロ・コレッタは述べた。また、アントネッロ・コレッタは、フェラーリは、2014年もフェラーリがAFコルセとともにWECのGTEプログラムに残ると強調。「プログラムは確認されているし、当然、状況は2013年と同じになるだろう」また、アントネッロ・コレッタは、ジャンカルロ・フィジケラが、フェラーリの計画の一部ではないという噂を否定した。「何もかわらないだろう。我々はドライバーに非常に満足しているし、ジャンカルロは、我々のドライバーのひとりだ」