「フェラーリはフォーミュラEに関与する必要がある」と同社のCEOを務めるセルジオ・マルキオンネは語る。昨年11月、セルジオ・マルキオンネは“今後数年以内”にフォーミュラEに参戦する意向があることを示唆していた。フォーミュラEは、2018年からBMWが公式マニュファクチャラーとなり、アウディ、ルノー、ジャガー、DSがすでに参入。メルセデスも参戦枠を確保している。
「我々もフォーミュラEに関わらなければならない。ハイブリダイゼーションによる電化は我々の未来の一部になっていくだろう」とセルジオ・マルキオンネはFIAの公式マガジン Auto にコメント。「ハイブリダイゼーションはフェラーリにとって極めて重要だ。レギュレーションがプレッシャーになることは否定できないが、我々は別の方法でそのようなターゲットを達成できるだろう」「排出削減だけでなく、パフォーマンス面においてもハイブリダイゼーションから利益を得るというチャレンジになる。我々はすでにラ・フェラーリというハイブリッドスーパーカーを開発しており、将来のフェラーリモデルには電化と同様に新技術を活用したいと考えている」フェラーリは、少なくとも2022年まではマニュファクチャラーとしてフォーミュラEに本格参戦する可能性は低いが、既存のプライベートチームとのブランディングパートナーシップで参入する可能性も考えられる。その場合は、最近、電気自動車版の500を発表したフィアットのブランドで参戦する可能性が高い。また、たびたびF1復帰が話題に上るアルファロメオでの参戦も面白いかもしれない。