フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、カルロス・サインツJr.が2025年にウィリアムズ・レーシングに加入するというビッグニュースに反応。サインツはウィリアムズに「貴重な貢献」を果たすだろうと述べた。2025年にルイス・ハミルトン加入によってフェラーリのF1シートを失うことが決定しているカルロス・サインツJr.のF1グリッドの次の所属先については、数か月にわたって噂されてきたが、2025年シーズンからウィリアムズに加入する契約にサインしたことで、この話題はひとまず収束した。
カルロス・サインツJr.は、延長オプション付きの2年契約をウィリアムズと締結した。これにより、2026年からの新たなF1レギュレーション時代に向けて、サインツはチームメイトとなるアレックス・アルボンとともにウィリアムズを牽引することになる。フェラーリ代表、カルロス・サインツのウィリアムズ移籍に「満足」スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールはカルロス・サインツJr.の発表を受けて、ウィリアムズとチーム代表のジェームス・ボウルズの両方に対する賞賛の意を表した。「カルロスが来シーズンからウィリアムズ・レーシングに加入することを嬉しく思う」とバスールは述べた。「先見の明を持つ人物が野心的なビジョンを持って創設した素晴らしい歴史と伝統を持つチームだ。だから、カルロスはそこで居心地の良さを感じるだろう」「私はジェームズを非常に尊敬しており、カルロスがチームに貴重な貢献をしてくれると確信している」しかし、それは来シーズンの話であり、フェラーリはそれまでにコンストラクターズ選手権争いにおいてレッドブルやマクラーレンと肩を並べるべく、2024年F1シーズンの10戦に挑むことになる。バスールは、今シーズン終了までサインツの焦点はそこに置かれると断言した。「今のところ、カルロスは依然としてフェラーリのドライバーであり、残りの10レースでは、全員が目標に集中し、この選手権の最終ラップまで、1ポイントのために共に戦うつもりだ」とバスールは締めくくった。ウィリアムズへの移籍を決めた理由について、カルロス・サインツJr.は「究極の目標」として、チームをF1グリッドのトップに戻すことを挙げ、それを達成するための「要素」はすべて揃っていると考えている。ウィリアムズはコンストラクターズタイトルを9回、ドライバーズタイトルを7回獲得しているが、1997年以降、これほどの成功を収めていない。「2025年以降、ウィリアムズ・レーシングに加入することを発表できてとても嬉しい」とサインツは語った。「今年のドライバー市場は、さまざまな理由により非常に複雑だったことは周知の事実であり、決断を発表するまでには時間がかかった」「しかし、ウィリアムズが僕のF1でのキャリアを歩むのにふさわしい場所であることは確信しているし、子供の頃に憧れていた多くのドライバーが活躍し、このスポーツに足跡を残してきた歴史ある成功チームの一員になれることを非常に誇りに思う」「ウィリアムズを本来の姿であるグリッドのトップに返り咲かせるという究極の目標は、僕にとってエキサイティングで前向きな挑戦である」「僕は、このチームが再び歴史を塗り替えるのに必要な要素をすべて備えていると確信している。1月1日から、僕はチームのメンバー一人一人とともに、ウィリアムズを前進させるために全力を尽くすつもりだ」「ジェームス・ボウルズとウィリアムズ全役員に、信頼と決意を寄せてくれたことに感謝したい」「彼らの確固としたリーダーシップと信念は、僕の決断において重要な役割を果たした。僕は、成功を収めるチームの核となるのは、そのチームの人々と文化にあると心から信じている」「ウィリアムズは伝統と純粋なレースの代名詞であり、僕たちを待ち受けるプロジェクトの基盤は非常に強固だ。来年からその一員となれることを心から楽しみにしている」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
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