フェラーリF1は、2022年F1マシン『F1-75』のリバリーのなかでロゴが際立っていた仮想通貨スポンサーであるVelas(ヴェラス)との契約を終了したことを確認した.複数年契約だったVelasのロゴは、フェラーリF1-75のリアウィングに顕著に見られ、スイスを拠点とする会社は、F1 E スポーツ シリーズでのフェラーリのタイトル スポンサーでもあった。
ここ数年、F1では仮想通貨のスポンサーシップが目立っており、複数のチームがさまざまな企業とパートナーシップを結んでいる。フェラーリのヴェラスとのスポンサー契約の終了は、過去数か月で初めての仮想通貨関連の動きではない。昨年、メルセデスF1が経営危機に陥ったFTXとの関係を断ち切っている。「残念ながら、ヴェラスとの契約は我々によって早期に打ち切られた」とフェラーリは木曜日にロイターに語った。「紛争および/または訴訟の対象となっている事項についてはコメントできない」フェラーリF1は、2023年シーズンに先立って技術パートナーのスナップドラゴンとの協力も停止した。しかし、新たに中・大規模企業向けのカスタマーエクスペリエンスおよびコンタクトセンター・ソリューションのリーディングプロバイダーであるジェネシス(Genesys)と複数年のパートナー契約を結んだことを発表。パートナーシップは、フェラーリのハイパーカー『499P』の耐久レースプロジェクトまで及んでおり、失ったスポンサーシップを埋め合わせている。フェラーリは、シーズン序盤のフォームを維持できなかった2022年の失敗を繰り返さずにタイトルへの挑戦を開始することを目指して2023年を迎える。マッティア・ビノットがF1チーム代表を辞任し、フレデリック・バスールがその役割を引き継ぎ、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツが3シーズン連続でラインナップを形成する。