フェラーリF1のマッティア・ビノットは、ドライバー選択はアルファロメオとの会話の一部ではあるが、ラインナップを決めるのは“チームの選択”あると断固として主張している。2019年、フェラーリは、ジュニアドライバーのアントニオ・ジョビナッツィをアルファロメオに配置し、2020年と今年も彼をシートに留めることはフェラーリの決定だった。
しかし、来シーズンは別の話だ。アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、新たなネーミング契約下となる2022年のラインナップに関して、フェラーリの影響力はなく、チームの決定になることを明らかにした。アルファロメオは、アントニオ・ジョビナッツィを落とす寸前だと報じられており、マッティア・ビノットは、フェラーリのF1エンジンを搭載するチームでドライバーの契約に影響を与えるかについて質問された。マッティア・ビノットは、ドライバーのラインナップに関する最終決定は、各“独立した”チームにのみ属していると主張する。「実際、それはチームの選択だと思う」とマッティア・ビノットはF1イタリアGP週末に行われたFIA記者会見で語った。「チームはドライバーの選択に本当において独立しています。これは我々にとっても重要なことだ」「我々にとってアントニオは、我々のリザーブドライバーであり、イタリア人ドライバーであり、フェラーリファミリーの一員であり、フェラーリドライバーであるということも明らかだ。だから、来年も彼が運転し続けられれば、それは素晴らしいことだ」「彼は良いドライバーだと信じているし、来年もシートを得るに値すると思っているが、言ったように、我々がチームの決定に影響を与えることはできない」しかし、マッティア・ビノットは次のように付け加えた。「パワーユニットのサプライヤーとして、我々は常にコラボレーション、チームとのパートナーシップを評価していると思う。もちろん、ドライバーの選択はその評価の一部だ」アルファロメオがアントニオ・ジョビナッツィを外し、ジュニアドライバーのテオ・プルシェールもしくは、スポンサーがマシンに乗せるために3000万ユーロを支払う用意があると報じられている周冠宇のどちらかを起用した場合、ジョビンッツィはF1から外れる可能性が高い。ハースは2022年のラインナップを公式に発表していないが、チームはミック・シューマッハとニキータ・マゼピンに継続することが期待されており、残りのグリッドは発表されている。マッティ・ビノットは、フェラーリがアントニオ・ジョビナッツィが別のシリーズで別のレースシートを見つけるのを助ける可能性があるとかたるが、今のところ焦点はまだアルファロメオとF1だ。「我々は彼とそれについて話し合い始めていない」とマッティア・ビノットは語った。「彼が何をしたいのか、そして、アントニオの将来への関心は何かに大きく依存する」「しかし、最初の努力は彼のためにF1で場所とシ-トを見つけることを試みることであるべきだと思う。そして、それは我々が現在完全に集中しているところだ」