フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、アレクサンダー・アルボンがメルセデスエンジンを搭載するウィリアムズに乗るにはレッドブルとの解約を解除する必要があるとしたメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフの発言に反応。「エンジン供給元が他チームのドライバー選定に口を挟むべきではない」と述べた。キミ・ライコネンのF1引退とともに、2022年にバルテリ・ボッタスがアルファロメオに加入することが発表された。
その後に想定されるジョージ・ラッセルのメルセデス移籍により、ウィリアムズに空席ができるのはほぼ確定となっている。ウィリアムズのF1ドライバー候補には、元レッドブルのF1ドライバーであるアレクサンダー・アルボン、そして、メルセデスのジュニアドライバーであり、今期のフォーミュラEチャンピオンノニック・デ・フリースの名前が挙げられている。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスがアレクサンダー・アルボンにウィリアムズ移籍を思いとどまらせるよう“4回”電話で説得を試みたと明かし、トト・ヴォルフがアルボンのF1復帰を妨害しないことを求めると述べた。当初、トト・ヴォルフは、アレクサンダー・アルボンのF1復帰を妨害するつもりはないと語っていたが、後にそれがメルセデスのF1エンジンを搭載するウィリアムズでの場合は話は別だと語った。トト・ヴォルフは「1つはパワーユニットについてだ。昨日言ったように、アルボンはF1のシートに値するドライバーだと思う。だが、メルセデスのパワーユニットに100%レッドブルのドライバーを乗せることは難しい」は語った。「だから、彼らが彼をレッドブル契約からリリースするのであれば、彼と一緒に仕事をすることを嬉しく思う」アレクサンダー・アルボンがアルファロメオのシートを獲得する場合、メルセデスと似たような立場となるフェラーリだが、チーム代表のマッティア・ビノットは、アルボンがフェラーリのF1エンジンを搭載するチームに加入することになっても、レッドブルとの関係を断ち切ることは求めないと断言する。そして、誰がマシンを運転するかの決定は、チームだけで行うべきだと語る。「チームとドライバーの間で起こるすべてのことは、チームとドライバーの間で行われるべきであり、メーカーとして我々は影響を与えるべきではないと私は信じている」とマッティア・ビノットは語った。「ドライバーが運転する機会を得た場合、彼がどこの出身であったとしても、彼はシンプルに運転する機会を得るべきだ」「チームが彼にシートを与えることに満足しているのであれば、彼にシートを与えることに満足だ。それだけだ」ちなみに、フェラーリのF1エンジンを搭載するアルファロメオは、メルセデスF1のトト・ヴォルフいわく「永遠にメルセデスファミリーの一員」であるバルテリ・ボッタスを2022年に起用することを発表している。
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