フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2020年のF1世界選手権の残り4レースででコンストラクターズ選手権3位を争うことは“非常に難しい”と認める。F1エンジンのパワー不足と空力コンセプトによって苦戦を強いられているフェラールは、現在、コンストラクターズ選手権で6位と低迷しており、1980年以来、最低の結果でシーズンを終える可能性が高い。
今季ここまでフェラーリは2回の表彰台を獲得して103ポイントを獲得。3位のルノー(135ポイント)とは32ポイント差、同ポイント(134ポイント)の4位マクラーレンと5位レーシング・ポイントとは31ポイント差となっている。フェラーリは、最近のレースで導入したアップグレードでわずかな改善を示しており、シャルル・ルクレールはポルトガルとイモラで2戦連続トップ5フィニッシュを達成している。「確かにチャンピオンシップで順位を上げられれば素晴らしいことだが、イモラを見れば、ポイント差を縮めることができなかった」「バトルは非常にタイトだが、クルマは改善していると思う。だから、我々はトライしていくし、追いつくのが目的なのは確かだ。だが、あと4戦しかないので、非常に難しいだろう」一方、ルクレールは、ダニエル・リカルドからチャンピオンシップ4位を奪うために「全力を尽くす」と語る。F1エミリア・ロマーニャGPで今季2度目の表彰台を獲得したダニエル・リカルドは95ポイントでランキング4位につけており、シャルル・ルクレールは10ポイント差の5位となっている。一方、6位のセルジオ・ペレスとはわずか3ポイント差だ。「僕サイドではそれがターゲットなのは間違いない」とシャルル・ルクレールは語る。「トップ3は非現実的だし、数学的にはもう無理だと思うけど、4位は良いと思うし。難しいでだろうけど、その位置で終えられるように全力を尽くすつもりだ」
全文を読む