フェラーリF1は、SF1000が抱えている大きな問題を早期に解決すべく、第3戦で予定していたアップグレードを今週末レッドブル・リンクで開催される第2戦シュタイアーマルクGPに前倒しで投入することを明らかにした。2020年のF1世界選手権の開幕戦や、フェラーリF1は冬季テストのデータを分析した結果、「開発に関して大きな方向転換」を図っていることを認めた。つまり、日曜日のF1オーストリアGPに持ち込んだSF1000は、2月にバルセロナで走ったマシンと同じだった。
フェラーリF1のアップデートされたマシンは第3戦ハンガリーGPでの導入が予定されていた。しかし、月曜日にフェラーリF1は、今週末にレッドブル・リンクで開催されるシュタイアーマルクGPにアップグレードをもたらすことを明らかにした。「イベント前の期待と比べても、SF1000は及ばなかった」とフェラーリF1は声明で述べた。「これが原因で、開発はすでにかなりのペースで進んでいる。ハンガリーGPで予定されていた空力アップグレード、少なくとも、その一部のコンポーネントの導入を次の週末に導入することを期待している」シャルル・ルクレールは、F1オーストリアGPで2位表彰台を獲得したが、実際にフェラーリF1はメルセデスのペースからはかけ離れていた。「これらの新しいパーツはグリッドの上位と比較したギャップを完全に埋めることが期待されているわけではない。しかし、ラップタイムの面での進歩により、チームは順位を上げ、ドライバーをより良い状態にして、才能を発揮することができる」「さらに、選択した開発の方向が正しいものであることを確認することが重要となる。これは、すべてのアップグレードを連続で気に実行できるようにするためだ」フェラーリのCEOであるルイス・カミッレーリは、F1オーストリアGPでのシャルル・ルクレールのパフォーマンスを称賛し、チームはセバスチャン・ベッテルがマシンバランスに不満を抱いた理由を理解するために懸命に働いていると述べた。「我々はやらなければならないことがたくさんあることを分かっている」とルイス・カミッレーリは語った。「フェラーリのようなチームがいるべきグリッドの位置ではないのは確かであり、我々はすぐに対応しなければらない。すべての面で改善する必要があることは明らかだ。唯一の解決策は反応することであり、私は即座の反応と、マッティアと彼のすべてのチーム全員があらゆるレベルで行っている仕事に満足している」「これは明日準備が予定されていたものを今日のトラックにもたらすだけでなく、今後のレースのための開発プログラムをスピードアップするためでもある。泣き叫ぶことなく、袖をまくり上げ、問題について真正面から向き合う団結したチームの反応だ」「我々は長期計画の新しいサイクルの始まりにいる。どんな挫折も我々の選ばれたコースを変えることはない。そして、我々は自分たちの欠点に取り組むことにおいてマッティアとチームに自信を持っている」
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