フェラーリF1は6月23日(火)、ムジェロ・サーキットでプライベートテストを実施。セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが2018年F1マシン『SF71H』でサーキットを走り込んだ。2020年のF1世界選手権は7月にオーストリアのレッドブル・リンクでの2連戦で開幕することが決定。F1チームは急ピッチで準備を進めている。
午前中にはセバスチャン・ベッテルが走行を担当。ベッテルにとってはバルセロナでのプレシーズンテストから116日ぶりn走行となる。ベッテルはレッドブル時代の2012年にムジェロで走行を行っている。セバスチャン・ベッテルは「通常の冬よりもさらに長いブレイクの後、コックピットに戻れてよかった」とコメント。「やっとチームのみんなに会えてとても嬉しかった。マシンからこのような感覚を再び得ることができて、このような壮観なトラックでそうすることは素晴らしかった」「ムジェロはF1グランプリを主催するに値すると思う。8年間運転していなかったので、トラックに慣れるまでに数周かかったけど、本当に楽しかった」午後はシャルル・ルクレールがマシンを引き継いだ。先週の木曜日にマラネロの街中でSF1000を走らせていたルクレールだが、ムジェロでF1マシンを走らせるのは初めてとなった。だが、2014年にフォーミュラ・ルノー2.0でレースをした経験がある。「リアルなトラックに戻れて本当に素晴らしかった。恋しく思っていたよ!」とシャルル・ルクレールはコメント。「この長いブレイク中にバーチャルレースでかなり忙しかったけど、もう一度その物理的なスピードの印象を得る必要があった。ムジェロのような壮大なコースを初めてF1カーで運転できたことは、この日をさらに思い出深いものにしたね。今、僕たちは今シーズンを楽しみにしているし、来週以降からは本格化することになるね!」テストはF1ドライバーの肩慣らしとしての意味合いだけでなく、チームスタッフが可能な限りソーシャルディスタンスを守り、手袋やマスク、フェイスガードといった個人用保護具(PPE)を着用するなど、新型コロナウイルスにより無観客で開催されるレースにおける“新しい生活様式”での安全および衛生プロトコルに慣れる機会としても利用された。また、この日のマシンには #WeRaceAsOne のハッシュタグが掲載された。これは新型コロナウイルスと人種差別と闘うことを目的としたF1のイニシアチブだ」 この投稿をInstagramで見る Scuderia Ferrari(@scuderiaferrari)がシェアした投稿 - 2020年 6月月23日午前9時15分PDT