フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、メルセデスの革新的なステアリングデバイスであるDASシステムの合法性についてFIA(国際自動車連盟)に明確化を求めることを明らかにした。メルセデスは、F1バルセロナテストでDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)と呼ぶシステムを導入。ステアリングを押したり引いたるすることで、走行中にメルセデスW11のフロントタイヤのトー角を制御する。
DASシステムの合法性は、オンボード映像でルイス・ハミルトンがステアリングを前後に移動していることが確認されるとすぐに精査された。メルセデスはDASが現在のレギュレーションに違反していないことに“かなりの自信”を持っていると語っている。2021年のF1レギュレーションでは、DASのようなトー角の制御が事実上禁止されることが確認されているが、フェラーリは今シーズンに実際に使用できるかどうかについてさらに明確になることを望んでいる。だが、FIAがメルセデスのDASが100%合法と言った場合には、フェラーリは決定を受け入れ、さらなる抗議は考えていないとマッティア・ビノットは語る。「それについて多くの議論があることを見てきた」とマッティア・ビノットは Motorsport-total.com に語った。「個人的にはそれが何であるかについて実際には詳しく見ていないがが、我々はFIAを完全に信頼している」「私は彼らがすでに正しい決定を下している、もしく、そうしてくれると確信している。だが、私はFIAがどのように判断するかを完全に信頼している」「我々はFIAと話し合っているか? まだだ。明確化を求めるつもりだ。理解ことが我々にとって重要だからね。だが、言ったように、彼らの決定についてFIAに挑戦することはない」関連:F1解説 | メルセデスが導入した『DASシステム』とは?
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