フェラーリは、フェリペ・マッサが12日(月)に実施するF2007でのテスト走行は回復プログラムの初期段階であり、今シーズン中にマッサがレースに出走することはないと強調している。フェリペ・マッサは、パリで受けたFIAのメディカルテストに合格したが、フェラーリは今回の検査によって、フェリペ・マッサがシーズン中にF1に完全に復帰できないことが証明されたと述べている。
フェラーリによると、月曜のテストはF1マシンのドライブに穏やかに慣れる機会をマッサに与えるに過ぎないとしている。「明朝、フェリペ・マッサはフィオラノのトラックでF1マシンに乗る。これは本格的なテストではなく、ストップウォッチを見ることが目的ではない。2010年までには十分時間があり、来年になれば彼はフェルナンド・アロンソとともに新しいシングルシーターの開発作業を始める予定である」「テストは、単にフェリペが本来の環境つまりレーストラックに再び慣れるための機会である。彼は、個人が所有しフェラーリF1クリエンティ部門のスタッフが管理するF2007で数周走る予定である」「明日のイベントは重要だが、それは決して近い将来レースに復帰することを意味するものではない。事実、以前に下された決断に基づき、数日前のパリにおける非公式な医学検査は、むしろポジティブなものだったが、今後2ヶ月以内のレース復帰を保証するには不十分な結果だった。フェリペとチームは、7月25日ブダペストで起こった事故の影響からできるだけゆっくりと回復したいと考えている」「したがって、F1への本格的復帰については、2010年開幕時まで待つべきであり、負傷したドライバーがレースに復帰するためにFIAが要求するメディカルチェックはその時点で実施する」