フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1ハンガリーGPでメルセデスに約1分差をつけられたにも関わらず、フェラーリが後退したとは考えておらず、むしろ“サーキットに依存したもの”だと語る。フェラーリは、F1ハンガリーGPの週末開始時からペースが不足しており、予選ではシャルル・ルクレールが4番手、セバスチャン・ベッテルが5番手に沈んだ。ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンからは約0.4秒の差がついた。
決勝でもそれは変わらず、10周目までに優勝争いから脱落。3位でフィニッシュしたセバスチャン・ベッテルは、優勝したルイス・ハミルトンから61.4秒の差がつき、シャルル・ルクレールはさらに4秒後方でラインを通過した。しかし、マッティア・ビノットは、フェラーリはパニックになる必要はないと主張する。「それは非常にトラックに依存している」とマッティア・ビノットはは AFP にコメント。「我々のクルマは最大のダウンフォースが不足しているため、最大のダウンフォースが必要なブダペストのようなサーキットにいるときは苦戦を強いられる」「そして、予選よりもレースで苦しんでいるのは、予選のシングルラップでは、最終的にタイヤのグリップがダウンフォースの不足に対処しているからだ」「しかし、ロングディスタンスの走行では、スライドし、タイヤがオーバーヒートし、状況はより複雑になる」