セバスチャン・ベッテルはフェラーリ離脱もF1引退も繰り返し否定しているが、フェラーリは念のためダニエル・リカルドを代役としてリストアップしていると報じられている。セバスチャン・ベッテルは2020年までフェラーリと契約を結んでいるが、そこには離脱条項が盛り込まれているとされ、レッドブルへの電撃復帰も噂されている。
それが現実となった場合、フェラーリは後任を探さなければならなくなる。その最有力候補としてフェラーリがリストアップしているのがダニエル・リカルドだという。ダニエル・リカルドは2018年にフェラーリ移籍が噂されていたが、実現には至らなかった。当時の報道では、それは財政的な決定であり、フェラーリはセバスチャン・ベテルと同等の給料を支払うことを望まなかったとされている。結果としてダニエル・リカルドは2018年もレッドブルに残り、その後、ルノーと2年契約を結んで移籍した。だが、 Auto Action の報道によると、ダニエル・リカルドと“メルセデスとフェラーリからオファーがあった場合に限り”ルノーとの契約を解消する条項が盛り込まれているという。同紙はフェラーリが“仲介者を介してリカルド陣営に非公式の照会”を行ったと伝えている。だが、フェラーリにとってダニエル・リカルドだけが唯一の選択肢ではない。メルセデスとの契約が今シーズン限りで期限を迎えるバルテリ・ボッタスは、7月1日にメルセデスがオプションを行使していなければ、フリーエンジェントとなっているはずだと報道。だが、同紙によると、たとえメルセデスがバルテリ・ボッタスのオプションを行使しなかったとしても、それはボッタスのシート喪失を意味するものではないとしている。メルセデスは夏休み後に2020年のドライバーラインアップを検討していくとしている。