昨年のF1バーレーンGPのピットストップ時の事故で脚を骨折したフェラーリのメカニックのフランチェスコ・チガリーニが現場に復帰を果たした。昨年のバーレーンGPの決勝で、キミ・ライコネンはピットシステムの信号が青になったことで発進したが、左リアタイヤを担当していたフランチェスコ・チガリーニともう一人のメカニックはまだタイヤ交換の途中であり、チガリーニはちょうどタイヤの前に立っていた。
タイヤに轢かれたフランチェスコ・チガリーニは、左足の2箇所を骨折する重傷を負い、バーレーン国内の病院で脛骨および腓骨骨折の手術を受けていた。フェラーリはこの事故によりアンセーフリリースで5万ユーロ(約655万円)の罰金を科せられた。事故についてフェラーリは「レース中のピットストップが最も安全な状態で確実に行われるような手順になっている。今回の場合には3つの要素があった。ひとつは人による制御、もうひとつはメカニカル、そして最後のひとつが電子デバイスだ。今回は左リアに手違いがあり、それを青信号を示す電子デバイスが完璧に読み取れていなかった」と説明していた。フランチェスコ・チガリーニアは、怪我から回復し、2019年に再びピットクルーの一員として働くことを報告した。「2019年最初の仕事だ。事故後の初仕事だ」とフランチェスコ・チガリーニはソーシャルメディアでコメント。「事故にあったときはこの瞬間を定点として考えていた。この経験にとって他にも重要なことを達成できたことを嬉しく思っているし、他の定点を達成することを楽しみにしている」関連:【動画】フェラーリのメカニック、ライコネンのピット事故で脚を骨折
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