フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、2019年にシャルル・ルクレールを起用するという決断について“時代は変わりつつある”とし、最近のF1では若いドライバーが急増しているため異なる戦略が必要だと説明した。フェラーリは、2019年のセバスチャン・ベッテルのチームメイトとして、キミ・ライコネンに代えて、今年10月で21歳になるシャルル・ルクレールを起用することを決定。1961年のリカルド・ロドリゲスに次いでフェラーリ史上2番目に若いドライバーとなる。
フェラーリは伝統的に経験豊富なドライバーを起用してきたが、マウリツィオ・アリバベーネは、近年のF1グリッドに若手ドライバーの波が押し寄せていることがフェラーリの決定の中枢になったことを示唆した。「時代は変わりつつある。我々のDNAを維持することは最も重要ではあるが、将来を見据えなければならない」とマウリツィオ・アリバベーネは Sky Sport にコメント。「今日のパドックの状況を見れば、レッドブルはフェルスタッペンとともにガスリーを起用し、マクラーレンはルーキーのノリスとサインツを起用している」「将来を見て、メルセデスは2年前にルイス・ハミルトンのパートナーとしてバルテリ・ボッタスを起用するという選択をし、彼らはすでに有利な立場にある。何かを得るための最善な方法は、フェラーリ・ドライバー・アカデミーで生まれた才能を選択し、育てることだ」セバスチャン・ベッテルはキミ・ライコネンの続投を望んだとされているが、マウリツィオ・アリバベーネはベッテルの意見は2019年の最終決定に影響を与えることはなかったと語る。「セバスチャンは我々のドライバーだ。言葉を返すようだが、彼はチームプリンシパルではない。私の仕事は全体的な状況を見て、上司と話をして、彼らのために長期的なプランを立てることだ」「我々は長期的なプランについて話し合っていたし、決定はドライバーではなく、マネジメントによって下された」シャルル・ルクレールのフェラーリ昇格はシーズン序盤から噂されていたが、イタリアGPの週末にはじめて昇格を伝えられたと語る。「パドックのみんなは僕がずっと知っていた考えているみたいだけど、先週の土曜日と日曜日の間にはじめて知らされた」とシャルル・ルクレールはコメント。「マウリツィオがそれが完了したと僕に声を掛けてきた。それまでは噂でしかなかった。何も知らなかったというのが現実だし、フェラーリからの決定を待っていた」「信じられない気分だ。クレイジーだよね。子供の頃からフェラーリのドライバーになることを夢見ていた。おそらくパドックで最も望まれているシートだ」シャルル・ルクレールは、フェラーリでナンバー2ドライバーを務めるつもりはないが、セバスチャン・ベッテルをリスペクトしていると語る。「僕たちはお互いにリスペクトしているし、彼はずっと僕にとても親切にしてくれた」とシャルル・ルクレールはコメント。「過去に僕たちはたくさんの話をしてきたし、良い関係を築いている。彼のようなワールドチャンピオンと一緒に走ることは僕のような若手ドライバーにとっては非常に役に立つし、間違いなく彼から多くのことを学ぶことになるだろう」
全文を読む