フェラーリのF1パワーユニットがついに1000馬力の壁を突破したと報じられている。2014年にF1にV6ターボ“パワーユニット”が導入されて以来、メルセデスのF1エンジンは最強と謳われており、過去4年間でドライバーズとコンストラクターズの両方のタイトルを連覇してきた。
しかし、今年はフェラーリが快進撃を見せており、現状ではメルセデスに両方の選手権をリードされていはいるものの、グリッドで最強のパワーユニットの座を奪ったと言われてきた。それと同調するように、カスタマーであるハースとザウバーも競争力を上げている。イタリアの報道によると、フェラーリの最新のF1パワーユニットは1000馬力の壁を突破したと報道。現在、フェラーリのF1パワーユニットは1005馬力に到達しており、メルセデス(978馬力)よりも27馬力先行しているという。また、ルノーは950馬力、ホンダは930馬力だと算出している。2017年の報道では、メルセデスが949馬力、フェラーリが934馬力、ルノーが906馬力、ホンダは860馬力だと報じられており、この報道が正しければ、ホンダは90馬力のアップに成功していることになる。ホンダは、F1ロシアGPで“スペック3”エンジンを投入するとされており、そのアップグレードで35馬力アップを達成するとされている。それが実現すれば、ホンダのF1パワーユニットは965馬力となり、ルノーを上回り、メルセデスとも13馬力差まで迫ることになる。F1ロシアGPでホンダがスペック3エンジンを投入したした場合、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーはグリッド降格ペナルティを科せられることになるが、鈴鹿サーキットで開催されるホンダのホームレースであるF1日本GPではペナルティを受けずに好成績を狙えることになる。2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載するレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「ホンダは懸命にプッシュしている」とコメント。「我々は自分たちが目にしたものに自身を持っている。プログラムへの投資、関与している人員のクオリティなど、物事は非常に正しい方向に動いている」「時間だけが教えてくれることではあるが、だが、間違いなく今年さらなる変化を目にすることになると私は思っているし、それらはすべて2019年とそれ以降に向けた開発プロセスの一部だ」