フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、2018年にフェラーリが再びタイトルを争うと誓った。フェラーリは全チームに先駆けて2018年F1マシンの発表日を公表。バルセロナでのプレシーズンテストが開始する4日前となる2月22日(木)に新車を発表する。「我々が去年スタートした位置を考えれば、今シーズンは大きな進歩を遂げた」とセルジオ・マルキオンネは、フェラーリの伝統的なクリスマスディナーでコメント。
「とはいえ、2017年の後半戦は…人格形成となった。我々は過去6ヵ月で多くのことを学び、前進を目指した。それが最も重要なことだ」「昨年の8月に組織を改革したときから、私はチームプリンシパルのマウリツィオ・アリバベーネ、技術面を導くマッティア・ビノットといったスタッフには素晴らしい結果を出せる力があると完全に信じてきた」「我々はもっと多くのことを成し遂げることができたと信じている。だが、2017年は目標に達することができなかった。それはジェスティオーネ・スポルティーバ(Gestione Sportiva)の組織の一部変更に結果でもある」「チームの生産能力に関しては、すでに大きな変化の兆しが見えている。最も重要なことは、この専門知識と経験を生かして2018年をスタートし、この組織の管理していくことだ」「我々には競争力があると確信している」セルジオ・マルキオンネは、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの二人のドライバーを完全に信頼しており、フェラーリには二人の才能のあるドライバーに勝てるクルマを提供する“義務”があると述べた。「セバスチャン・ベッテルは、勉強熱心で、自分自身を研究し、コミットしている男だ。したがって、我々が彼の感情面を目にすることは少なくなると思う。彼は十分に学んだと思う」とセルジオ・マルキオンネはコメント。「我々はドライバーに他チームと戦えるクルマを与えるという義務を持ち続けている。2017年は彼らに素晴らしいクルマを与えるこおができたと思っているし、ここからは彼次第だ」「キミ・ライコネンに関しては、彼は本当に素晴らしい才能を持っていると信じている。彼の実力を疑ったことはない。彼はトップの男だ。そうでなければ、モナコのようなトラックでポールを取ることはできない」2017年シーズン、フェラーリはメルセデスに146ポイント差をつけられてコンストラクターズ選手権2位でシーズンを終えた。また、ドライバーズ選手権ではセバスチャン・ベッテルが2位でフィニッシュ。これは2013年のフェルナンド・アロンソ以来の最高位となる。フェラーリは、1950年にF1世界選手権が始まってから唯一の参戦を続けているチームであり、16回のコンストラクターズ選手権、15回のドライバーズ選手権を獲得するF1で最も成功したチームでもある。しかし、キミ・ライコネンが2007年にドライバーズ選手権、2008年にコンストラクターズ選手権を獲得して以降、この10年でタイトルから遠ざかっている。