フェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属するロバート・シュワルツマンガ、2018年にプレマパワーからヨーロッパF3選手権に参戦することが発表された。ロシア出身のロバート・シュワルツマン(18歳)は、今シーズン、フォーミュラ・ルノー・ユーロカップで3位となり、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員となった。
ロバート・シュワルツマンは、9月にマニクールでF3マシンを初テストし、非常に印象的な走りをみせたと報じられており、ここ数週間でスペインとポルトガルでメルセデスのエンジンを搭載するダラーラのシャシーでテストを重ねていた。ロバート・シュワルツマンは、同じフェラーリ育成のマーカス・アームストロングとプレパマワーとともに2018年のヨーロッパF3選手権に参戦することになる。もう一人のドライバーもフェラーリドライバーの周冠宇が残留することにあるとみられている。「ロバートはスキルだけでなく、彼の年齢にしては非常に経験を積んでいる」とプレマのチームマネージャーを務めるレネ・ロシンはコメント。「彼はチャレンジングな2018年シーズンにおいてチームの非常に貴重なリソースになる。フェラーリ・ドライバー・アカデミーの助けを借りて、彼がさらに進歩を遂げるチャンスを得ることになると確信している」ロバート・シュワルツマンは「FIAヨーロッパF3選手権へのステップは僕のキャリアにとって重要なものになるだろうし、僕たちは非常に競争力のあるオールラウンドのコンビになると確信している」とコメント。「さらなる進歩を果たすための健全な環境になるだろう」ロバート・シュワルツマンは、15歳の誕生日を迎えてすぐに2014年のイタリアF4に参戦してカーレースデビューを果たし、2015年はイタリアF4で3位、ドイツF4で4位で終了。2015年にはヨーロッパF3チームのMucke Motorsportでテストを経験している。2016年からはフォーミュラ・ルノーに参戦し、今年はタイトル争いを繰り広げた。3年のフルシーズンで32回の表彰台を獲得している。プレマは2018年シーズンにヨーロッパF3選手権で5台のマシンを走らせるとみられており、上記の3名に加えて、2年目のミック・シューマッハ、そして、ハイテックGPからラルフ・アロンが加入するとみられている。