フェラーリは、スペインのカタロニア・サーキットで2日間の2017年F1タイヤのテストを完了した。初日はキミ・ライコネンが111周を走り込み、2日目となる7日(水)にはセバスチャン・ベッテルは156周を走破。2日間を通して4レース以上の走行距離を稼いだ。
両ドライバーともアンダーフロアの空力を確認するために、幅広ウイングとスカートを搭載して2017年のダウンフォースレベルに調整されたSF15-Tにミディアムコンパウンドのスリックタイヤを装着してテストに臨んだ。今回のテストは、ピレリの2017年F1タイヤのコンストラクションとコンパウンドの開発を促進するもので、参加チームにアドバンテージがないよう“ブラインド”状態で実施。テストで得られたデータはピレリの分析にかけられると同時に、公正を期して全11チームに共有される。フェラーリと同時に、フランスのポール・リカールではメルセデスが3日間のタイヤテストに実施しており、8日(木)に最終日を迎える。今年中にはさらに6日間のテストが予定されており、来月はレッドブルが担当する。フェラーリの次回テストは、11月14日〜16日(水)の3日間にかけて実施されるアブダビテストとなる。