フェラーリは、F1マレーシアGP予選で、キミ・ライコネンが9番手、フェリペ・マッサは16番手でQ1で脱落した。チャンピオンチームらしからぬ予選だった。予選Q1の中盤でフェリペ・マッサは脱落ラインとコンマ8秒以上の差があった。それで行けると踏んだフェラーリだが、他のドライバーは最後の走行でタイムを更新。マッサはピットの中で自分が16番手に落ちていくタイミングモニターを眺めるしかなかった。
フェリペ・マッサ (16番手)「とても落ち込んでいるよ。パフォーマンス不足で16番手だったなら結果を受け入れただろうけど、今回のようなことはそれ以上に心が痛む。路面はラップを重ねるごとにかなり改善していた。最初の走行は完璧ではなかったし、それでは十分ではなかった。僕たちは間に合うように反応できず、再び出ていくチャンスを失ってしまった。誰か一人に責任があるわけではない。僕たちはチームだし、勝つか負けるかは一緒だ。アプローチを変えて、過去とは異なる方法で予選に取り組まなければならない。エラーの余地はないし、最初のセッションから全力を尽くさなければならない。でも、モチベーションは高いよ。低い順位からスタートするのは初めてではないし、力強いペースがあることはわかっている。順位をあげるために全てのチャンスを利用しなければならない」キミ・ライコネン (9番手)「正直、現時点での主な問題は、トップを争うのに十分な速さがないことだ。マシンは特にどこか特定な部分が不足しているというわけではないけど、今日僕たちの前でフィニッシュしたマシンと同じ速さになるのは十分なグリップがない。明日のレースはとても厳しいだろう。スタートを最大限に活用するつもりだ。行き場がなかったオーストラリアではとても良かったけど、ストレートが長く、トラックが広い。昨日わかったように、僕たちのペースはコンペティティブだ。パフォーマンスを改善しなければならないけど、正しい方向性を理解するためには出来る限り早くレギュレーションをはっきりさせることが重要だ。両方のタイヤがうまく働いていたし、それを利用するつもりだ」
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