フェラーリは、F1ハンガリーGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが4位、キミ・ライコネンが6位だった。セバスチャン・ベッテル (4位)「今日はもっと良い結果を期待していた。スタートは良かった。もしかしたら良すぎたかもしれないくらいだ。ターン1までがとても長いので、あまりに少し早くトウを抜けださなければならなかったからね。そこからは5番手で身動きな取れなくなってしまい、ちょっと残念だった」
「その後は全てを戦略とピットストップで切り抜けなければならないとわかっていたので、フェルスタッペンをオーバーカットした。レース終盤はかなり強かったし、コンマ数秒はあったかもしれないけど、残念ながら、追い抜けるほどではなかった。もしそれができていれば、もっとやれたと思うけれど、最後まであらゆる手を尽くした。戦略は良かったし、終盤はペースがあがっていたけど、言ったようにここはオーバーテイクが一番難しいサーキットのひとつだ。昨日のポジションが良ければ、何の問題もなく3位でフィニッシュできたはずだ。僕たちは勝たなければならないし、4位には満足していない。いろいろと改善する必要があるけど、メルセデスとの差は見た目ほど大きくないと思う。彼らの方がタイヤをうまく管理していたようだし、それが周回数に大きな違いを生み出していた」 キミ・ライコネン (6位)「今日、僕のクルマは本当に良かったし、動きも良かった。スピードがあったけど、明らかにここはオーバーテイクが最も楽な場所ではない。残念ながら、昨日の予選の後、今日は僕たちに相応しい結果を得られるポジションにはいなかったし、それが一番期待外れだ。マックスとのバトルに関しては、僕が決めることではないけど、彼の走りは疑わしいと思う。最初に彼が右側に動き始めて、僕は左に行ったけど、そこで彼も進路を戻したので、そこを離れるなければならなかった。彼のリアに激しくヒットして、僕のフロントウィングを失なってしまった。それでもう一度アタックするのが簡単ではなくなってしまった。その後は僕が仕掛けるたびに、彼が後からターンすることを決めた場所に行き合ってしまったし、そうなると僕には行き場所がなかった。彼が正しかったのか、そうではないのかを決めるのは僕の仕事ではないけど、それほどでもないことで罰せられる人たちを見てきた。今日、僕たちは全力を尽くした。フェルスタッペンを抜けず、トップに追いつかなかったので残念だ」関連:F1ハンガリーGP 結果:ルイス・ハミルトンが優勝で選手権首位に浮上