FOTA会長を務めるフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ社長は、F1分裂の危機を回避すべく懐柔的な態度を示したFIA会長マックス・モズレーの貢献に敬意を表した。「彼は問題の解決に非常に素晴らしい働きをした」とモンテゼーモロは語る。「合意に達するには、皆が同じように協力しなければならない」
ルカ・ディ・モンテゼーモロは、F1は政治を忘れ、FIAとFOTAはF1を発展させるチャンスとして和解に集中すべきだと呼びかける。「論争はF1にとって、そして特に一般大衆にとって好ましくない。F1素晴らしいスポーツであり、F1は保護されるだけでなく再生されるべきだ」マックス・モズレーは、この同意が敗北とは考えていないと語り、新チームを呼び込みコストを削減するという目的を達成したことを強調した。「彼らは、望んでいる規約と安定性を手に入れた。我々は、新チームとコスト削減を手に入れた。だから、非常に有益なことだ」モズレーは、現在の任期が切れた後にFIA会長を続けることは考えていなかったとつけ加えた。彼は24日、分裂回避の契約の一部として10月に再選を目指さないことを発表した。「私に限って言えば、チームは以前から私を10月に辞めさせようとしていた。今でもそうだ。彼らが私の後任を気に入るかどうかに関係なくね」FOTAは、2010年に導入されるコスト削減の枠組みを確定させるために明日ボローニアで会議を開くことになっている。