フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、キミ・ライコネンがかつてフェラーリに在籍していた時よりも成熟したと考えている。2014年、キミ・ライコネンはフェルナンド・アロンソのチームメイトとしてフェラーリに復帰。2009年に予定より短く契約を解消してからわずか4年。その間、キミ・ライコネンはWRCへの参戦を経て、ロータスからF1復帰。昨年末にフェラーリ復帰の合意に至った。
ステファノ・ドメニカリは。マラネロに帰還したキミ・ライコネンのフェラーリに対する献身に感銘を受けたと述べた。「以前より成熟し、よりチームと団結したキミに出会った。彼はほぼ毎週マラネロに来てエンジニアたちと働いている」とステファノ・ドメニカリはコメント。「彼は自分の価値やどのチームに復帰したのかを理解し、どのような挑戦が待ち受けているかをわかっている。彼は、アロンソのようなワールドチャンピオンに敬意を抱いており、一緒に働くことに順応する必要があるだろう」またステファノ・ドメニカリは、フェルナンド・アロンソについてもコメント。「フェルナンドは非常にインテリジェントで、どんなマシンをドライブしようがなんとか優勢を保ってきた。彼にはレースを解釈し、驚くべき方法で読み解く能力があるので、新レギュレーションを最大限に活用すると思う。新しいルールはレースのいくつかの段階で異なるマネジメントを要求するだろう。我々が彼に投資しようと決めてからかなりの時間が経ったこともあるが、我々は彼と親密だと感じている」ステファノ・ドメニカリは、2人のドライバーは互いに対抗するよりは協調すると考えており、チームの目標が最優先だと強調した。「フェラーリの成功に繋げるという狙いがあり、熟練したドライバーのペアが必要であるという根拠に基づいた合理的な選択だった」とステファノ・ドメニカリはコメント。「トラックでそれが正しい選択だったことが証明されることを願っている。彼らをどのようにマネジメントしていくか? 常に慎重に検討したうえで決定していくが、彼らの目標も常に同じだ。チームの利益が他の全てに優先されるし、競技面の決断はチームの目標を達成するためになされる。我々の過去の決断は全てがこの精神に基づいておる」
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