フェラーリは、2013年のピレリタイヤによってロングランペースがより重要になっているはもの、予選ペースのさらなる改善に取り組んでいる。F1マレーシアGPで2番手と3番手に並んだフェラーリだが、ポールシッターのセバスチャン・ベッテルからは1秒近く離されていた。開幕戦オーストラリアGPでは、キミ・ライコネの優勝が、一発の速さよりもタイヤを長持ちさせることが重要かもしれないことを強調した。
だが、フェラーリのチーフデザイナーを務めるパット・フライは、レッドブルと比較した予選ペースの欠点を無視する理由はないと述べた。「我々は妥当なレースペースを示しているし、ここまで使用した全てのタイプのタイヤをうまく機能させている」「しかし、予選で最速になるためにまだやるべきことはあるし、現時点ではそこにかなり懸命に取り組んでいる」「きた。今年はレース中に多くのピットストップが予想されていることもあり、過去ほど長くはないにしろ、我々はロングランに集中してきた」「だが、予選ペースを無視するわけにはいかない。その点に関してもっと多くを引き出せると確信している。我々はクルマについて多くを学んでおり、それを最大限に生かし始めている」パット・フライは、開発戦争の成果が予選バトルにはっきりと表れてくると考えており、今年のフェラーリの変化は、近年よりもスピードを加えるチャンスがあると確信している。「他チームよりも早く我々のクルマの開発プログラムを進めていくことが鍵になる」「それは一年中続いていく大変なサイクルであり、予選でもっとパフォーマンスを上げるのであれば、少なくとも2012年の開発ペースに匹敵する必要がある」「ここまで我々はデザインから製造の全てでいい仕事をしているし、実際、クルマに新しいものを搭載すると言う点では昨年よりも良くなっている。それに空力の相関関係も良くなっている」
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