フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、フェラーリはセバスチャン・ベッテルの3年連続のワールドチャンピオンという偉業をけなす意向はなかったと述べた。フェラーリは、F1ブラジルGPでのセバスチャン・ベッテルのジェン・エリック・ベルニュへのオーバーテイクが規約の範囲内であるかをFIAに尋ねた。それを受け、FIAはベッテルの行為が違法ではなかったことを確認した。
「インターネット上で巡っていた全てのことを考えれば、連盟に説明を求めることは我々に課せられた義務だった」とステファノ・ドメニカリは述べた。「我々はタイトルウィナーの価値を否定する意向はなかったが、その件を完全に明らかにすることは正しい行為だった。FIAは返答し、我々はその答えを認めた。もうその件は終わったと考えている」ステファノ・ドメニカリは、チームのリードドライバーであるフェルナンド・アロンソは、タイトルに値する働きをしたと考えており、2013年に改善するかはフェラーリ次第だと述べた。「彼、そしてシーズン後半に結果面だけでなく、チームプレイヤーとして素晴らしい活躍をみせたフェリペ・マッサに、特に予選でもっと良いクルマを与えられるかは我々次第だ。フェルナンドのシーズンには10点満点を与えたい。彼は素晴らしいドライバーであり、我々のグループと彼の驚くべき才能を組み合わせ、必要なときは保護し、本来の状況ではないときには正しい方向にプッシュしてくれた」「我々のチームの一員として彼がいることは特権だ。そうだね、我々が最終戦でタイトルを逃したのは3回中2回目だ。厳しいことだし、内臓にパンチをもらったボクサーのようだ。だが、我々は対処しているし、マラネロではリターンマッチに勝ちたいという大きな願望があると伝えたい。来年、我々は勝って、一番になりたい」ステファノ・ドメニカリは、フェラーリのシーズンを7点と評価した。「チャンピオンシップは終わったばかりだが、我々には最高のドライバー、最高の信頼性があったのは確かだし、ピットでの作業やピットストップは素晴らしいレベルだった。我々に欠けていたのはクルマだ。実際、非常に難しいスタートの後、我々はそれをリカバーさせたとしてもね」「特にスパと鈴鹿での事故では、運も不足していた。それがフェラーリに7点をつけた理由だ。だが、モンテゼーモロ会長と同様に、我々が成し遂げた作業を誇りに思っていると言いたい。来年は、我々はトップに匹敵できなかったそれらのエリアを改善させると同時に、我々の強みを維持しなければならない」関連:・セバスチャン・ベッテルの追い抜きは合法。タイトル確定 - 2012年11月30日・フェラーリが抗議を検討、セバスチャン・ベッテルのタイトル取り消しも? - 2012年11月29日
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