フェラーリは、F1ベルギーGPの決勝レースで、フェリペ・マッサは5位、フェルナンド・アロンソがリタイアだった。フェリペ・マッサ (5位)「素晴らしいレースだったし、スタートした位置を考えれば、5位は素晴らしい結果だ。スタートでなんとか2台のレッドブルを抜くことができたけど、そのあとフェルナンドを含むマシンの混乱を避けるために左側に移動しなければならなかった。それでオープニングの数メーターで得ていたポジションをほぼ全て失ってしまった」
「チームメイトに起こったことは本当に気の毒に思う。僕たちのレースペースを考えれば、彼は良い結果を得られたと思うからね。実際、今日も第2セクターにかなり苦労していたけど、第1と第3はとても速かった。1ストップのオプションは僕たちには実行可能ではなかったし、僕たちは正しいチョイスができた。本当に必要なときにとても速く走ることができた。今回のレースが僕の将来を変えるかどうかはわからないけど、とても満足している。このトラックではいつもうまくやれていたけど、昨日の午後はとても期待外れだったからね。これから僕たちのホームレースであるモンツァに向かう。他の全てと異なるトラックだし、チーム間の勢力図がどうなるかを予測するのはとても難しい。もちろん、競争力があって、ファンの前で良い結果を出せたら素晴らしいだろう。彼らは熱のこもったサポートを見せてくれると確信している」フェルナンド・アロンソ (リタイア)「ちょっと左肩が痛むけど、僕は元気だ。事故の後、すぐにメディカルセンターに行ったけど、全て問題なかったし、痛みは鞭打ち症から来ているだけだ。何が起こったのかまったくわからなかった。ザウバーの2台をオーバーテイクしたとき、電車が突っ込んできたように感じたよ! 衝撃の直後、数秒間コックピット内に留まったけど、出火しはじめて、消火器の泡で呼吸ができなかった。無線で大丈夫だとチームに伝えようとしたけどできなかった。今このような事故に逢ったことを考えれば、数日後にクルマに戻れるのはラッキーだと言える。クルマの安全レベルは非常に高いし、今日はさらにその証拠を確認できたね。グロージャンに怒ってはいない。彼は意図的にやったわけではないからね。間違ったタイミングで間違った場所にいた。むしろ、スタートでもう少しリスクを冒すべきドライバーもいると思う。それは今のジュニア・フォーミュラのちょっとした傾向だけど、彼らがキャリアのスタートからトラック上での振る舞いに関して、より厳しい規約に慣れることができれば、もっと良くなるだろう。起こったことは残念だ。実際、特にフェリペがトラック上で示したことを見れば、表彰台は手の届く範囲だったと思うからね。今日は不運に高い代償を払わされたし、運に借りができたね。残りのシーズンでどうなるか見てみよう。ベッテル、ウェバー、ライコネンに対してのアドバンテージを少し失ってしまったけど、マクラーレンの出来を考えれば、僕たちの最も危険なライバルになる可能性があるハミルトンに対しては何も失っていない。これからフェラーリのホームレースであるモンツァに向かう。伝統的にレッズはいつもあそこで強いし、素晴らしい週末を過ごせることを願っている。ファンの声援に応えて、今日失ったアドバンテージを取り戻したいね」関連:F1ベルギーGP 結果:ジェンソン・バトンがポール・トゥ・ウィン
全文を読む