フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、フェリペ・マッサがF1モナコGPでのパフォーマンスによって、これまでの困難なシーズンを脱したと考えている。レース前、フェリペ・マッサはモナコがラストチャンスだとも言われており、フェラーリも、フェリペ・マッサが将来のためにもモナコでのレースで結果を出さなかればならないことを隠してはいなかった。
F1モナコGPを6位でフィニッシュしたフェリペ・マッサのパフォーマンスについて、ステファノ・ドメニカリは「彼は素晴らしい週末を過ごしたと思う。何週間にも及ぶ大きなプレッシャーのあと、価値ある週末だった」とコメント。「彼のシーズンのターニングポイントになると確信している。困難な時期でのパフォーマンスは、彼にとって大きな後押しだった。コンストラーズ選手権のために我々が必要としていたことだ。このまま最後までフェリペが良いパフォーマンスを示してくれることを期待している」「彼は予選で素晴らしかったし、常にQ3ではもっとうまくやれたと言えるものだが、異なる角度からそれを見る必要がある。彼は素晴らしいレースをしたし、あと少しのところでルイスの前に出られたかもしれないのでちょっと不運だった。だが、彼は非常に接戦だった上位6台のなかにいたし、それは私にとって最高のポイントだ」フェリペ・マッサは、6位のためにレースをしているわけではないが、シーズン序盤のトラブルを考えればポジティブな週末だったと述べた。「良いレースだった。常に難しいレースだ。今回は全てがうまくいったレースだったと思う」とフェリペ・マッサはコメント。「ペースは良かったし、あまり満足はできない6位というポジションではあるけど、十分なポイントでフィニッシュできた。これまでのことを考えれば良かった。週末を通して、全てが良い方向に働いたと言いたい」