フェラーリは、来月のバルセロナで大幅なアップグレードを投入し、困難な2012年シーズンのスタートを挽回しようとしている。テストドライバーのマルク・ジェネは、F2012は“うまく誕生した”が、プレシーズンテストが進むなかで他の主要チームに遅れをとっていったと述べた。「ここからそれを改善するには時間がかかる」とマルク・ジェネは Diario Sport にコメント。
「チームが全レースで改善をもたらしているけど、大きな開発が到着するのはバルセロナだ。僕たちはすでに一番の問題は空力だとわかっている」「ウェットにうまく対応し、タイヤをウォームアップさせることは得意なマシンだけど、“ドラッグ”が多い。トップスピードとトラクションを改善する必要がある」だが、マルク・ジェネは、ドライサーキットでF2012は少なくともコンマ8秒は遅れているとし、スペインGPで大幅なアップグレードを投入してもグリッドのトップに躍り出ることはなさそうだと述べた。「(ギャップをすべて解消することは)F1にいる13年で見てきたなかで最も劇的な改善だと認めなければならない」「シーズンを通せば(改善は)もっと多くある。僕たちが非常に大きなパッケージに取り組んでいることはわかっているし、前もってムジェロでテストできるのはよりポジティブなことだ」マルク・ジェネは、現在フィールドのベストマシンはマクラーレンだと述べた。「異なる要素を全てまとめれば、マクラーレンが最もうまく働いているマシンだ。予選やウェットでは最速ではないかもしれないが、今のところグリッドで最高のマシンだ」