フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、先週末に開催された Moto GP イタリアGPのゲストとして、ムジェッロ・サーキットに招待された。タスカニーにあるこのサーキットはフェラーリが所有している。午前中にサーキットを訪れたモンテゼーモロ会長は、改築なった新しいグランドスタンドを視察。このスタンドは、シーズン中もっとも重要なイベント、Moto GPの開催に合わせて建設された。
「ムジェッロは、とても素晴らしいサーキットだ。なんといってもイタリアのサーキットの中でも格別の雰囲気が味わえ、レイアウトも素晴らしい」とモンテゼーモロ会長はサーキットを絶賛。ムジェッロ・サーキットの最高経営責任者であるパオロ・ポリ氏と共にグランドスタンドを訪れたモンテゼーモロ会長は「攻めがいのあるコース・レイアウトは、観る側にとっても走る側にとっても、楽しめるだろう。この新しいグランドスタンドの完成によって、コース上のいくつか観戦ポイントが増え、観客の方々にとっても最高のロケーションだろう。もともと緑に囲まれた美しい環境に恵まれたサーキットだったが、改築してさらにその魅力が増した。この改修事業に関わった方々に祝福の言葉を贈りたい。また、新しい縁石はイタリア国旗をイメージするカラーに変更された。これもすごく気に入っている」とコメントした。ムジェッロを訪れている間、モンテゼーモロ会長はドルナの最高責任者、カルメッロ・エツペレータ氏と会合、またドゥカティ・マールボロ・チームのピットを訪問し、午前中に行われた最終フリー走行後のミーティングから戻ったバレンティーノ・ロッシ選手との再会も果たした。ムジェッロを発つ前に、モンテゼーモロ会長は数名のジャーナリストからの質問を受け、F1の話題に及びました。「今年は、とてもエモーショナルなシーズンになりった。冬のシーズン・オフの間、フェラーリが正直このような厳しいシーズン・スタートを迎えるとは想像していなかった」とモンテゼーモロ会長。「こうなった理由はいくつか考えられる。ウィンド・トンネルにも問題を抱えていた。我々が今年経験しているような状況は、ジャーナリストの方々にとっては作業方法や精神論、あるいは組織論といった言葉で指摘しやすいものだろう。まさしく、チームが私に求めていたのも、その点にあると思う。現在、我々は遅れを取り戻し、レースで優勝すべく全力で取り組んでいる。モナコとカナダでは勝てるチャンスがあったと思う。今年、ライバル・チームは全てが好状況のようだ。反面、我々の状況はどうもそうではないようだ。F1を戦っていれば、こういう年もある。まずは、すべてが正しい方向に向うようにすることを強く意識することだ。過ぎたことをくよくよ考えたりせず、成すべきことに取り組み、正面を見据えることだ。私はグループの力に自信を持っているし、現在対応策を図っている真っ最中だ。まったく異なるアプローチをするかもしれないし、もっとアグレッシブな取り組みをするかもしれない。いずれにしても、それが来年のF1マシンの設計に生かされることだろう」 今年はもうアロンソにとってタイトルの可能性はなくなったのでは? との質問にモンテゼーモロ会長はこう答えた。「もし私が正気でなければ、そんなことはない、と答えるだろう。それでも我々は決して諦めはしないし、フェラーリは常に諦めない精神を示してきた。タイトルのチャンスはなくなったと言い切る前に、もう数戦だけ待っていただきたい。もちろん状況は非常に、本当に厳しい。それでも最善を尽くすべきだ。最終的な結果はその後についてくるのだから」質問はさらに、 2人のスクーデリア・フェラーリ・マールボロ・ドライバーへの評価におよんだ。「アロンソは偉大なドライバーだ。彼と長期契約を結ぶことができたことは非常に喜ばしいことだ。我々とミハエル・シューマッハがそうであったように、これからも彼と深く関わっていくだろう。実際、契約は2016年の終わりまで続く。我々もアロンソ側も、この関係を非常に喜んでいる。また、マッサについてもとても満足している。今年、彼は非常によくやっているし、チーム全体でのポイントも高い。 2 人のドライバーにはとても満足している。それよりも我々は、まずマシンをもっと進化させなければならない。フェラーリが本来いるべきポジションまで。それが先決だ」
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