フェリペ・ナッセは、F1にたどり着くまでの道のりの中で、キミ・ライコネンが資金面で助力してくれたことを明かした。 F1マレーシアGPではキミ・ライコネンに衝突するインシデントを起こしたものの、2015年にザウバーからフル参戦を果たしたフェリペ・ナッセは、キミ・ライコネンと親しい間柄にあることを明かしている。
2010年にF3に参戦していたフェリペ・ナッセは、キミ・ライコネンとそのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンが創立したチーム『ダブルR』に所属しており、現在、スティーブ・ロバートソンはフェリペ・ナッセのマネジャーでもある。 「僕の家族に資金的な余裕がなくなったとき、僕のキャリアにお金を投じてくれた人の一人がキミだ」とフェリペ・ナッセは述べた。開幕戦F1オーストラリアGPで5位入賞を果たしたナッセは、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)やダニエル・リカルド(レッドブル)など優秀なライバルのデビューイヤーをしのぐ活躍を見せている。 それにもかかわらず、ブラジル銀行(Banco do Brasil)の強力な支援を受けるフェリペ・ナッセを“ペイドライバー”と評する声は絶えない。 「マシンにスポンサーがいることの問題は何だろう? レッドブルに支援されることと、自分を応援したいと言ってくれるスポンサーが自分のドライブのためにお金を出してくれるのと何が違うんだろう?」