昨年、英国F4での事故で両足を失ったビリー・モンガーが6日(火)にカーリンとF3マシンでのテスト走行を実施。事故以来初めてシングルシーターでのサーキット走行を実現した。ビリー・モンガー(18歳)は、両手だけで操作できるように特別に改良されたF3マシンでオウルトン・パークをドライブ。レース復帰という目標にむけて大きな一歩を踏み出した。
「数カ月前はこのようなことが可能になるとは思っていなかった」とビリー・モンガーは自身のTwitterでコメント。「目標までは長い道のりだけど近づいている。これを可能にしてくれたカーリンに感謝している」ビリー・モンガーは、昨年4月にドニントンで行われた英国F4のレースでスローダウンした先行マシンに追突。マシンが先行マシンのリアに突き刺さったことで救出が遅れたこともあり、両足を切断した。ビリー・モンガーのポジティブな姿勢は、FIA(国際自動差連盟)とMSA(英国のモータースポーツ協会)を動かし、身体に障害を抱えたドライバーが国際的なシングルシーターレースに出場することを禁止するとしていたレギュレーションが改定されている。