F2選手権第8戦ハンガリー大会は、ハンガロリンクでレース1が行われ、ニコラス・ラティフィ(DAMS)が優勝。松下信治(Carin)は7番手でフィニッシュし上位車ペナルティーで5位入賞を果たした。午前10時10分のレース開始時は気温23℃、路面温度33℃のコンディションで、空には晴れ間ものぞいている。松下信治は、4列目8番手からのスタート。
好ダッシュでポジションを上げた松下信治は、1周目を6番手で終えた。早めのタイヤ交換を選択した松下信治は7周目にピットイン。同じ戦略をとった上位陣の中で、ポジションをキープしてレースに復帰した。レース中盤にかけてタイヤをセーブしながらもペースを落とさずにポジションを守り、15周目には10番手に上昇。22周目には前車2台をパスして7番手となる。28周目に、全車がタイヤ交換を終えて、松下信治のポジションは5番手に。そこからレース終盤にかけて、松下信治を含む4台による激しい3位争いが展開された。34周目、松下信治は第1コーナーで前車をオーバーテイクするが、相手も譲らず、そこに後続から追いついて3台の激しいポジション争いとなった。わずかな隙を突かれた松下信治は6番手にダウン。次周にはさらに後続にパスされて7番手となる。松下信治が7番手となったほぼ同時のタイミングで、ストップしたマシンがありセーフティーカーが導入された。残り周回の少ない状況でのセーフティーカー導入により、レースはそのまま37周を終えて終了となった。松下野母華は7番手でチェッカーフラッグを受けたが、上位車2台がバーチャルセーフティーカー中のペナルティーで5秒ペナルティーとなり、最終順位は5位となっている。レース2は4日(日)午前11時25分(日本時間午後6時25分)にスタート。松下信治は、2列目4番手から表彰台を目指す。松下信治(レース1・5位)「34周目に前を抜ききれなかったこと以外はほぼ完ぺきなレースでした。いったん前には出たのですが、その後の位置取りが悪く抜ききれなかったことが悔やまれます。タイヤのセーブはうまくいったし、終盤のペースも悪くなかった。結果的に5位なのでよかったです。レース2は2列目からのスタートなので、スタートを決めて、その後タイヤの様子を見ながら、なんとしても表彰台に上がることを目指します」順位No.ドライバーマシン周回数タイム/差16N.ラティフィDAMS371:02'40.67524N.デ・フリースART Grand Prix37+0.752315J.エイトケン Campos Racing37+1.04545S.カマラDAMS37+4.14452松下信治Carlin37+5.28268L.ギオットUNI-Virtuosi37+7.995