FIA F2選手権 第8戦 ハンガレイー大会のレース1が7月28日(土)にハンガロリンクで行われ、ニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)が優勝。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は9位、福住仁嶺(BWT Arden)は10位と揃って入賞を果たした。シーズン第8戦のレース1が、ハンガロリンクで行われた。午後、突然の雷雨に見舞われたハンガロリンクは、F2が開始される頃に空は明るくなったものの、雨は上がらず、ウエットコンディションでのスタート。
レースはセーフティカー先導のフォーメーションラップを4周行ったあとに、スタンディングスタートで開始した。6列目11番手スタートの福住仁嶺は、好スタートを決めて6番手までポジションを上げる。その後、1つ順位を落とし、1周目は7番手で通過。牧野任祐は10列目20番手からスタートし、1周目は18番手だった。まだ雨も降り続け、高い水しぶきが上がる状況で、福住、牧野ともにポジションをキープし、序盤を終了。雨が上がり、路面の水もだいぶなくなってきた13周目に、牧野はだれよりも早くドライタイヤに交換した。その後、15周目から続々とタイヤ交換するマシンが出て、福住も16周目にピットイン。しかし、これによってポジションを落とす。全車がタイヤ交換を終えた20周終了時点で福住は8番手、牧野は早めのタイヤ交換が功を奏して12番手までポジションを上げることに成功した。コンディションが回復し、レースは終盤に向けてポジション争いが激しくなる。福住は4番手を先頭とした6台による争いの中でポジションをキープ。牧野も追い上げを見せ入賞圏内を狙う。レース終盤、27周目に福住は9番手にダウン。残り3周となった32周目、最後のポジション争いが激しさを増し、牧野も入賞争いに加わる。最終ラップでポジションを上げた牧野は9番手にアップし、福住は10番手にダウン。そのまま、各所で激しい争いが展開した34周のレースにチェッカーフラッグが振られた。牧野が9位、福住が10位で、オーストリア以来の2人揃って入賞を果たしました。優勝はニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)で今季初優勝。2位にはランド・ノリス(Carlin)が続き、マクラーレンの育成ドライバーがダブル表彰台。3位にはアントニオ・フォコ(Charouz Racing System)が入った。レース2は7月29日(日)午前11時20分(日本時間午後6時20分)にスタートする。2018年 F2 第8戦 ハンガリー レース1 結果PosNoDriverTeam14ニック・デ・フリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing219ランド・ノリスCarlin321アントニ・フォコCharouz Racing System47ジャック・エイトケンART Grand Prix55アレクサンダー・アルボンDAMS614ルカ・ギオットCampos Vexatec Racing718セルジオ・セッテ・カマラCarlin81アルテム・マルケロフRUSSIAN TIME92牧野任祐RUSSIAN TIME1012福住仁嶺BWT Arden119ロベルト・メルヒMP Motorsport1216アルジュン・マイニTrident133ショーン・ゲラエルPERTAMINA PREMA Theodore Racing1417アレッシオ・ロランディTrident1515ロイ・ニッサニーCampos Vexatec Racing1611マキシミリアン・ギュンターBWT Arden1720ルイス・デレトラズCharouz Racing System1810ラルフ・ボスチャングMP Motorsport196ニコラス・ラティフィDAMS208ジョージ・ラッセルART Grand Prix