FIA-F2選手権の主催者は、アントワーヌ・ユベールが生前につけていた“カーナンバー19”を永久欠番とすることを発表した。アントワーヌ・ユベールは、8月のベルギー大会のレース1で大クラッシュに巻き込まれて命を落とした。その時につけていたカーナンバーが19だった。F1とは異なり、F2ではドライバーの固定ナンバーは使用されず、前年のチャンピオンシップに基づいてカーナンバーが決定する。
前年の優勝チームにはカーナンバー1と2が割り当てられる。FIAが発表した2020年の暫定リストでは、昨年ニコラス・ラティフィがドライバーズタイトルを獲得したDAMSのショーン・ゲラエルが1、ダニエル・ティクトゥムが2をつける。他に確認されているカーナンバーでは、UNI-Virtuosi Racingのカラム・アイロットが4、ARTのマーカス・アームストロングが5、Charouz Racing Systemペアのルイ・デレトラズが11、ペドロ・ピケが12をつける。シリーズはすでにカーナンバー13を走らせないことを決めており、MP Motorsportのフェリペ・ドラゴヴィッチが14、BWT HWA Racelabのジュリアーノ・アレジが16、アルテム・マルケロフが17を使用する。カーナンバー19が永久欠番となったことで、プレマのミック・シューマッハが20、ロバート・シュワルツマンが21を使用する。カーリン、カンポス・レーシング、トライデントはまだ新しいシーズンのドライバーを発表していません。アントワーヌ・ユベールは、昨年の順位で10位に分類された。ルノーのドライバー育成プログラムに所属し、F1の有望な候補者だったフランス人は、2018年にGP3タイトルを獲得していた。F2は、アントワーヌ・ユベールのナンバーを永久欠番にするだけでなく、ベストルーキードライバーに与えられる新しい賞“Anthoine Hubert Award”を設立。2019年は中国人ドライバーの周冠宇が受賞した。2020年のFIA-F2選手権は、3月21日にバーレーンで開幕。その前に、3月の初めにバーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間のプレシーズンテストが行われ、ドライバーが新しい18インチタイヤの感触を得ることになる。FIA-F3も同じ日にテストが行われる。