ジョージ・ラッセルが、2018年のF2チャンピオンを獲得した。タイトル争いはポイントリーダーのジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)をアレクサンダー・アルボン(DAMS)が37ポイント差で追いかける展開。2レースで獲得できる最大ポイントは48ポイントあり、まだアルボンにも逆転の可能性は残された状態でアブダビ大会を迎えた。
11月24日(土)に行われたレース1はスタートから波乱。タイトル候補のアレクサンダー・アルボンとニコラス・ラティフィのDAMSの2台、そして、セルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)がストール。グリッドを離れられないニコラス・ラティフィにアルジュン・マイニ(Trident)が突っ込んでクラッシュ。福住仁嶺(BWT Arden)もわずかに接触して1コーナーでストップ。3台がリタイアとなりセーフティカーが導入される。アレクサンダー・アルボンはなんとかレースに復帰できたものの、タイトル獲得には厳しい状況となる。7周目からレース再開。ニック・デ・フリース(Prema)がトップに立ち、ジョージ・ラッセルが追いかける。そして、8周目のピットストップでジョージ・ラッセルがデ・フリースを交わして前に出る。全車のピットストップが終わった段階でトップに立ったジョージ・ラッセルは、終わってみれば2位のアルテム・マルケロフ(RUSSIAN TIME)に3.3秒差をつける圧勝。今季7勝目を挙げ、2018年のF2チャンピオンを獲得した。昨年のGP3チャンピオンに続き、最高の履歴書をもって2019年にウィリアムズからF1デビューを果たす。最下位から挽回したアレクサンダー・アルボンは14位でフィニッシュ。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は9位入賞。スポット参戦したダニエル・トィクトゥム(BWT Arden)は11位でレースを終えた。2018年 F2 最終戦 アブダビ レース1結果PNoDriverTeam18ジョージ・ラッセルART Grand Prix21アルテム・マルケロフRUSSIAN TIME314ルカ・ギオットCampos Vexatec Racing44ニック・デ・フリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing519ランド・ノリスCarlin620ルイ・デレトラズCharouz Racing System721アントニ・フォコCharouz Racing System815ロベルト・メルヒCampos Vexatec Racing92牧野任祐RUSSIAN TIME107ジャック・エイトケンART Grand Prix1111ダニエル・ティクトゥムBWT Arden129ドリアン・ボコラッチMP Motorsport1317アレッシオ・ロランディTrident145アレクサンダー・アルボンDAMS1510ニコ・カリMP Motorsport1618セルジオ・セッテ・カマラCarlin173ショーン・ゲラエルPERTAMINA PREMA Theodore Racing 6ニコラス・ラティフィDAMS 12福住仁嶺BWT Arden 16アルジュン・マイニTrident
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