1976年の5月2日、ティレルはハラマで開催されたF1スペインGPで6輪のF1マシン『ティレル・P34』をデビューさせた。デザイナーであるデレク・ガードナーの発案で生まれたこの革新的なマシンは、当時のグランプリレースでティレルをレベルアップさせるというエンジニアの意志から生まれた。
当時は、ほとんどのチームが同じコスワースDFV、ヒューランドギアボックス、グッドイヤータイヤという組み合わせで戦っていた。 そのため、「常識にとらわれない」発想が必要だった。そして、ガードナーはその「枠にとらわれない」発想で、テスト(極秘テスト)で大きな可能性を示し、わずか4回目の出走で優勝を果たした! 第7戦スウェーデンGPで、わずか4回目の出走で優勝を果たした!しかし、グッドイヤーがP34のミニ前輪タイヤをほとんど開発しなかったため、この革新的なデザインは行き詰まりを見せ、1977年のシーズン終了後、その座を追われることになる。