フェラーリのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、シーズン開幕までに2014年F1マシンのパフォーマンスが急速に増加すると予想している。何人かのドライバーは、初のプレシーズンテスト後、2014年F1マシンがあまりに遅かったとの懸念を表明していた。
だが、ジェームズ・アリソンは、エンジンパフォーマンスと信頼性の組み合わせ、それに加えて、シーズン開幕まで空力開発の余地が残されているという点を考慮し、2014年F1マシンがまだ完全なポテンシャルからは程遠いと考えている。また、ジェームズ・アリソンは、F1チームがより多くのダウンフォースを発生させるという点で急速に前進しており、コーナリングスピードを上げると述べた。「リアウイングのサイズを見て欲しい。多かれ少なかれカナダ仕様のリアウイングだ」とジェームズ・アリソンはコメント。「ざっくり言えば、そこが2014年マシンのダウンフォースの位置だ。それにフロアのブローイングもない」「だが、新しい規約は新しい機会を提供する。ダウンフォースを見つけるための幅はかなり広い」「いつそれが弱まっていくかはわからないが、現時点でその兆候はない」いくつかのチームは、ヘレスでは基本的なマシン構成しか走らせて折らず、今後のプレシーズンテストでしっかりとした空力構成が導入されることになる。ジェンソン・バトンも、オーストラリアGPまでにスピードが上昇することを疑っておらず、シーズンが進行すれば改善し続けると考えている。「僕たちが開幕戦に行くときには全員がずっと速くなっているだろう」とジェンソン・バトンはコメント。「シーズン終了までには、数秒も離れていないと思う」ウィリアムズのチーフテスト&サポートエンジニアを務めるロッド・ネルソンは、本当のパフォーマンスは最終走行までクリアにはならないかもしれないが、次回のバーレーンテストでは、よりスピードに焦点を置くと述べた。「我々のリストには約300くらいやらなければならないことがある。我々はここまで50くらいを完了させたと考えている」とロッド・ネルソンは説明。「我々は大量のやるべきことをこなした。フルレース距離を走ったが、予選ペースについてはまったくやっていない」「例えば、最初のラップのパフォーマンスに対するタイヤデグラデーションを見るといった異なるテストを行っていた」「2回目のバーレーンテストには、メルボルンのための多くの新しい空力コンポーネントを持ち込む」
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