FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、規約でノーズ先端が低くなったことで、2014年F1グリッドでいくつか“面白い”デザインを見ることになるだろうと述べた。2014年は、安全的な理由でノーズ先端部の300mm低くなった。これにより、いくつかの報道では、解決策として“アリクイノーズ”が見られると報じられている。
チャーリー・ホワイティングは、デザイン面でどのチームが何をしているかは明かそうかはしなかったが、2014年F1マシンのルックスに満足しない人もいるだろうと認めた。「あまりはっきりしたことは教えられらない!」とチャーリー・ホワイティングはコメント。「だが、我々は以前の基準によって多くのルックスを見ている。特に(2013年より)300mm低いノーズ先端はね」「各チームは、それによる空力的なデメリットを克服するために最善を尽くしており、様々なアイデアを持っている。皆さんが目にするものは、多くの人が少し醜く、少し奇妙だと思うような興味深いものがあるだろう。しかし、いずれ慣れてしまうものだ」「かなり奇妙なルックスを見ることになるだろう。ノーズ先端は一定の高さがあるが、それはノーズそのものではなく、カバーなのかもしれない」「フロントウイング(ノーズ下)にできるだけクリーンな空気を流したいが、ノーズの高さが引き下げられる。フロントウイングと新しいノーズとの間に、望ましくない空力的相互作用があるのではないかと思う。だからチームは、規約を守りつつ、それを克服するために最善を尽くしている」「かなり奇妙なものになると思う」また、2014年に最も楽しみにしているものが何かと質問されたチャーリー・ホワイティングは「何よりも、新しいパワーユニットがどのように機能するのかを見るのが本当に楽しみだ」とコメント。「どんな音がするのか、そしてその結果レーシングがどう変わるのか、興味をそそられる」2014年に燃料が40kg減少されることには多くの人が懸念を抱いており、1980年代後半の“タンクが空になってよろめきながらゴール”という光景が再現されるのではないかと心配されている。だが、チャーリー・ホワイティングは「かつてのような光景は見られないのではないかと思う」とその懸念を一蹴。「ご存知のとおり、最近では燃料管理がかなり洗練されているので、最初から正確な燃料量と燃料切れにならないように何をしなければならないかを知っているはずだ」関連:・2014年F1マシン、大部分が“アリクイノーズ”を採用?・F1チーム、2014年F1マシンの“醜い”鉤状ノーズを懸念