F1アカデミーは2026年シーズン、Legoと新たな複数年パートナーシップを締結し、レゴ・リバリーをまとった「Lego Racing」がシリーズに正式参戦する。ドライバーはオランダ出身のエスメ・コステルマンが務める。2024年ラスベガスGPでF1全体との大型契約を発表したLegoは、今年のラスベガスGPのタイミングで、F1アカデミーと直接結ぶ新たな複数年パートナーシップを明らかにした。
レゴがF1アカデミーと複数年契約を締結2026年から参戦するLego Racingのマシンは、黄色・ピンク・青・黒を組み合わせた独自のカラーリングで、F1アカデミーのグリッドに加わる。F1チーム支援のエントリーに加え、翌年からはキャデラックの支援車両も並ぶことになる。レゴ版F1アカデミーカーの市販セットも登場Legoは、この新パートナーシップの一環として、F1アカデミー車のレゴセットを発売予定。F1アカデミーと共に、若年層の女子がモータースポーツに興味を抱くきっかけを創出する狙いがある。F1アカデミーのマネージングディレクターであるスージー・ウルフは、次のようにコメントした。「この協業は、F1アカデミーのレゴカーを作れるという話だけではなく、“可能性を形作る”取り組みです。レゴセットを手に取った若い女の子たちが、自分のポテンシャルやモータースポーツでの将来を思い描けるようにしたいのです」Legoグループのチーフ・プロダクト&マーケティングオフィサー、ジュリア・ゴールディンも次のように語った。「F1アカデミーは、若い女性アスリートにトップカテゴリーへ進むための明確な道を示しています。私たちはエスメがF1アカデミーで走る姿を見ることを本当に楽しみにしていますし、ファンの皆さんが初めて“手に取れるF1アカデミーのレゴカー”を持つことができるのを嬉しく思います」レゴはすでにF1との連携を拡大レゴは近年、F1とのコラボレーションを積極的に展開しており、マイアミGPのドライバーズパレードでの実物大レゴF1カー展示、2025年イギリスGPでのレゴ製トロフィーなど、多彩なプロジェクトを実施してきた。今回のF1アカデミーとの直接パートナー契約により、レゴはさらに深くF1の領域へと踏み込み、若年層開拓や女性参入拡大を推進することになる。