元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、F1が計画している“スプリント予選”は「まったくのナンセンス」だと語る。F1は、2021年のF1世界選手権の3つのグランプリで、土曜日に決勝のグリッドを決定するためのスプリントレース形式の予選をトライアルすることが決定している。
当初、バーニー・エクレストンは、この計画には反対していなかった。「いいのではないか？ ファンがスプリントレースを受け入れるかどうか見てみようじゃないか」と Sport1 と語っていた。その際、バーニー・エクレストンは、“リバースグリッド方式”を導入しないことが重要だとし、その方式を採用すれば「F1のDNAを冒涜することになる」と語っていた。「それでは最速の者が報われるのではなく、罰せられることになるからね」だが、この度 Sport Bild のインタビューを受けたバーニー・エクレストンは、当時とは考えが変わったようだ。バーニー・エクレストンは、スプリント予選で3位以内に入ったドライバーにポイントが与えられることが問題だと語る。「彼らが決めたことは全くのナンセンスだ」とバーニー・エクレストンは語った。「スプリントレースの勝者がポイントも獲得し、さらに一番前のグリッドにつくことになれば、シーズン終了時に誰が本当に最も優れたドライバーであるかが反映されないだろう」「最初のアイデアは、スプリントレースの勝者に10ポイント程度を与え、本戦では10番手からスタートさせるというものだった。そうすれば、そのドライバーの本当の力がわかりやすくなるからね」