元F1最高責任者を務めるバーニー・エスレストンは、2019年のF1世界選手権で批判の的となっているピレリを支持している。最近、ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、今年のタイヤ状況は“F1ではない”と批判した。
「我々は絶えずタイヤが機能するかどうかについて話をしているべきではない」とギュンター・シュタイナーはコメント。大きな不満は、新しいピレリのF1タイヤがあまりにも“ウインドウ”が狭く、温度を維持するのが難しい点にある。ハースF1チームは冬季テストで競争力を発揮していたが、開幕4戦で苦戦を強いられている。「バロセロナでも同じであれば、もはや世界を理解できない」とギュンター・シュタイナーはコメント。フェラーリのセバスチャン・ベッテルは「過去にメルセデスはオーバーヒートに問題を抱えていることがあった。新しいタイヤはその反対だ」とコメント。「僕たちのクルマはバクーで悪くはなかったけど、タイヤの作動ウインドウを見つけるのが難しかった」レーシングポイントのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンも、今シーズンのチームにとって最大の関心事はタイヤだと認める。「残念ながら、それはトラック毎、アスファルト毎に変化する。我々は毎回それを学ばなければならない」ギュンター・シュタイナーは「ピレリはタイヤのデザインを変更した。トレッドは細くなり、タイヤの熱を維持するのが難しくなっている」と続けた。今年、メルセデスは開幕から4戦連続で1-2フィニッシュを達成している。だが、バーニー・エクレストンは、それらすべてのレースは誰もが勝利に手が届き得るものだったと語る。「全員がタイヤを理解している状況を想像してみてほしい。そうなれば、順位は常に同じになるだろう」
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