F1に新たなエンジンレギュレーションが提案されている。 18日(木)にジュネーブでストラテジーグループのミーティングが開かれ、バーニー・エクレストンが現在のV6ターボルールを撤廃しようと提案した。Auto Motor und Sport は、バーニー・エクレストンの提案に対して“決定的な判断”は下されなかったものの、F1は2016年にレギュレーションを変更する方向で動き始めているという。
「サウンドはより大きく、エンジンはよりパワフルで安価なものになる」と同誌は報道。 「目標は1,000馬力、チームにつき1,000万ユーロ(約15億円)とされている。専門家グループは、結論を1月末までに出さなければならない」だが、2015年にルールを大きく変えるにはすでに手遅れだ。つまり、メルセデスが独走状態でタイトルを楽々勝ち取ったものとほぼ同一のV6ターボが来年も使われることになる。 それでも、ジュネーブ会議では、2015年ルールが改訂された。最近発表された2015年のF1カレンダーでは、突然、韓国の名前が追加されていたことが驚きを呼んだ。これは、バーニー・エクレストンが、2015年シーズンのドライバーに割り当てられたエンジンの基数制限を増やすために抜け穴を突いた秘策だと考えられていた。 しかし、18日の会議でその抜け穴はふさがれた。2015年のレースが20戦だろうと21戦だろうと、各ドライバーが2015年シーズン中に使用できるエンジン数は、当初の規定通り4基に限られることになった。同誌によると、財政状態が厳しいチームにとって、エンジンが1基増えた場合、80万ユーロ(約1億2,000万円)のコストが余計に必要になるためだという。
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