ピレリは、2021年 F1世界選手権 第13戦 F1オランダGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、ザンとフォールトにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。
ピレリによると、F1オランダGPの最速の戦略はミディア-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは25周から30周となる。2番目に速い戦略はミディアム-ハードと繋ぐ1ストップで、この場合のミディアムのウインドウは27~32周となる。決勝ではトップトップ10進出ドライバーは全員がソフトでレースをスタートする。マリオ・イゾラ (ピレリF1およびカーレーシング責任者)「Q2で赤旗が2回出され、ここまでのセッションと同様に、中断と再開の予選セッションとなり、全体を通していくつかサプライズもあった。最速タイムが各セッションの最後に更新されており、トラックエボリューションが大きい予選だった。このことは、予選の戦略に明らかな影響を与え、各チームはアタックをできるだけ遅らせようとした。レース戦略については、2ストップも1ストップも可能であり、依然としてさまざまな可能性がある。しかしながら、各チームは可能ならば、ソフトかミディアムでスタートし、最後にハードに交換する1ストップに絞りたいだろう。頼りにできる事前情報があまりないため、異なった戦略でギャンブルを考えるドライバーも出てくるだろう。それも有効かもしれない」