ライバルのF1ドライバーたちは、フェルスタッペンが“偽物”と呼び、出演を拒否したF1ドキュメンタリー『Drive to Survive』を擁護している。現在、Netflixは『Drive to Survive』のシーズン4を撮影している。アメリカ的な演出の『Drive to Survive』は、F1にまったく新しいファンベースをもたらした人気シリーズとなっている。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、このコンテンツを楽しんでいない。「アメリカでのF1人気を高めるためにそうする必要があることは理解している。でも、ドライバーとしては、その一部になるのは好きではない」とマックス・フェルスタッペンは語った。「彼らは実際には存在しないいくつかのライバル関係を捏造した。だから、僕はそれに出演しないことに決めた。そして、示すことができるものは何もないので、その後もそれ以上のインタビューを受けていない」「僕はあまりドラマチックなショーのような人ではない。事実と現実を実現したいだけだ」しかし、他のドライバーは、マックス・フェルスタッペンと同じような意見を持っているわけではない。レッドブル・ホンダのチームメイトであるセルジオ・ペレスはシーズン3に登場。彼の出演の1つで、クリスチャン・ホーナーからの電話で「レッドブルへようこそ」との電話があったシーンは“やらせ”だと批判された。だが、セルジオ・ペレスは「まず何より、僕はDrive to Surviveを本当にリスペクトしている。F1のために途方もないことが行われているからね。そこは本当に感謝している」とコメント。「正直、最初はそれが僕たちのスポーツにとってそこまで大きかったり、重要ではないと思てちた。次に、まぁ、彼らはおそらくいくつかのドラマを生み出した」「彼らがスポーツを売る方法は少しドラマだ。ショーでではあるけど、結局のところ、スポーツにもファンにも良いことなので、僕はそれに満足している」マクラーレンのランド・ノリスは「僕は問題ないよ。クールだと思う」と語る。「アメリカに来ると『Drive to Survive』を見ているという理由だけで、今やフォーミュラワンに夢中になっている人がたくさんいる。まさにそのおかげで伝わっている」「彼らは良い仕事をしていると思う。マックスと同じ意見ではないね」 F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンも、『Drive to Survive』がF1に新しいファンを呼び込むために大きな役割を果たしたと考えている。「ここ数年で最も急上昇し、ますます多くの人々がそれについて話をして、ますます多くの人々が関与している」とルイス・ハミルトンは語った。「数年来のアメリカの知人や、僕が何をしているかを知らなかった人々から、『今は夢中になっている』『待ちきれない』という大量のメールやメッセージが届いている」元F1ドライバーのロマン・グロージャンは、F1バーレーンGPでの恐ろしいクラッシュとその後の『Man on Fire』エピソードで2020年シリーズのスターとなった。ログージャンは、Netflixがシリーズを“アメリカンスタイル”で制作していることを認めている。「このシリーズは、必ずしもF1を知らない人々にそれを開放したという意味で素晴らしいものであり、今ではファンの数が増えている」と現在インディカーでレースをしているロマン・グロージャンは語った。「特殊効果や効果音がついたアメリカンなスタイルだ」しかし、ロマン・グロージャンは、最初の『Drive to Survive』シリーズが自分をそれほど引き立てるような描写をしてくれなかったと認める。「最初のシーズンは僕にとても厳しかった。だから、僕はそれを見なかった」とロマン・グロージャンは語る。「次の2シーズン、特に昨年のアクシデントは少しいい感じになった。でも、F1にとってそれは非常に良いことだと思う」マクラーレンのダニエル・リカルドは、Netflixのスタイルに問題はないと語る。「ノーマルなことだ。彼らはストーリーを売りたいんだ」とダニエル・リカルドは語った。
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