2021年のF1ドライバーの年収トップをビジネス誌フォーブスが試算。現役F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップに君臨している。F1ドライバーの契約内容は公表されていないが、フォーブスは公開されている財務文書や業界関係者への調査をもとに年収を試算。基本年収、ボーナス予想をもとにランキングを作成し、トップ10を発表した。
トップに立ったのは7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトン。タイトル獲得数でミハエル・シューマッハに並び、ポールポジション獲得数と勝利数を更新し続けているハミルトンは、5500万ドル(約60億円)の基本給と700万ドル約(約8億円(のボーナスで総額6200万ドル(約68億円)と算出された。フォーブスが算出した第10戦の時点ではハミルトンはランキング2位であり、そこに優勝ボーナスが加われば、昨年の6600万ドル(約72億円)に匹敵すると予想されている。ルイス・ハミルトンは、モータースポーツの平等を推進し、コース外でもファッション、音楽、食品の世界で多くのベンチャーを行っている。2位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがランクイン。2500万ドル(約27億円)の基本報酬と1700万ドル(約19億円)のボーナスで総額4200万ドル(約46億円)と算出されている。また、F1ドライバーのもうひとつの収入源としてスポンサー収入があるが、この分野ではルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンとの間にはギャップがある。ルイス・ハミルトンは、スポンサーから約1200万ドル(約13億円)をポケットに入れ、その大多数はメルセデスF1チームにも資金を送り込んでいる。毎週末、ハミルトンは最新のファッションでトラックに到着する光景が見られるが、レースから離れている間も有名人のイベントに見知らぬ人ではない。一方、マックス・フェルスタッペンはプライベートな生活を楽しんでおり、それがスポンサー収入が100万ドル(約1億円)と見積もられている理由を説明しているかもしれない。3位にはアルピーヌからF1復帰したフェルナンドアロンソが続き、2021年に2500万ドル(約27億円)の基本給を獲得している。アロンソの後ろには、レッドブルに移籍したセルジオ・ペレス(約20億円)が大幅アップで3位に続き、4位のアストンマーティンに移籍したセバスチャン・ベッテル(約16億円)とフェラーリ時代と比べて半額以下に下げている。2021年F1ドライバー 推定年収トップ10(フォーブス算出)1.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 6200万ドル(約68億円)2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 4200万ドル(約46億円)3.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) - 2500万ドル(約27億円)4.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) - 1800万ドル(約20億円)5.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) - 1500万ドル(約16億円)6.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1200万ドル(約13億円)7.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1000万ドル(約11億円)7.ダニエル・リカルド(マクラーレン) - 1000万ドル(約11億円)9.ランド・ノリス(マクラーレン) - 900万ドル(約10億円)10.カルロス・サインツ(フェラーリ) - 800万ドル(約9億円)
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