2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーのコメント。F1ポルトガルGPを制したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートしたハミルトンは一時は3番手まで順位を下げるも、そこから逆転して今季2勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。2位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。
優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「ひたすらすべてをまとめ続けるという肉体的にも精神的にも非常に厳しいレースだった。かなり風が強くて、ミスを犯しやすいコンディションだった。バルテリほど良いスタートを切ることができなかったし、リスタートで負けたのも良くはなかった。当然、そこには満足していない。でも、レースは満足のいくものだった。3番手にいて、2人の素晴らしいドライバーをオーバーテイクしなけれらなかったんだからね。アメージングだ! このようなレースをするために僕は生きている。僕たち全員のギャップがとても僅差だし、今年はすべての1ポイントが重要になる。僕はそのバトルが大好きだし、カート時代からそれを愛している。チームとして、僕たちはあらゆる手段を講じなければらない。僕たちはこのマシンをプッシュし続けて、すべてを絞り出さなければならない」2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「このコースは僕たちのマシンに合っておらず、全体的にグリップの不足があり、ペースもライバルに及ばないレースウイークだったと思う。昨年もここではすごく強かったわけではないので、今年は少し向上できたと思うし、メルセデスの1台には先行できた。ただ、彼らを2台とも倒すには十分ではなかった。とはいえ、2位という結果は上々で、今シーズンはコース特性によって僕らが強かったり、メルセデスが上を行ったりするのだろうと思う。今日のレースは妥当な結果だったし、安定してプッシュできたのはいいことだ。バルテリ(ボッタス)がグリップに苦しんでいたので、プレッシャーをかけようとしたけど、僕の背後にいたルイス(ハミルトン)のほうが、明らかにペースがあり、2台ともパスされてしまいまった。ピットストップでバルテリをオーバーカットできたけど、ハードタイヤでは若干僕たちのほうが遅く、数周はルイスに対抗できましたけど、その後は無理だった。レース終盤には、バルテリも追いついてきて、彼らにペースがあったことを示した。ファステストラップが、馬鹿げたトラックリミットで取り消されるのは残念だね(笑)。グラベルを設置すべきだ。しょうがないことなので、僕たちはトライし続け、この差を埋めていかなければなたない。今日は貴重なポイントを獲得できたけど、バルセロナは普段のようなグリップのあるコースで、過去の成績もいいので楽しみにしているし、各チームの実力がはっきり分かるサーキットだと思う。まだシーズンの先は長いので、これからもいろいろなことが起こるはずだ」3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「当然ながら、今日は望んでいた結果ではない。ポールからスタートするときは勝利を手に入れたいからね。結局はメインの問題は第1スティントだったと思う。ペースに苦労していたけど、原因はまだ分かっていない。ピットストップ後のハードタイヤのウォームアップが遅くて、マックスに抜かれてしまった。レース後半にはエキゾーストの温度センサーの問題が発生した。ストレートでのスピードが犠牲になり、マックスに近づいて2位を争うのが難しかった。最終的にパワーは戻り、ファステストラップを記録することができた。重要な1ポイントになるだろう。今後2日間で今週末を分析し、曲んを学んで、来週末に集中する必要がある。また頑張るよ」4位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)「今日は忙しない展開になった。ランド(ノリス)にはリスタート後の4コーナーでオーバーテイクされてしまったけど、全輪がコースの外に出ていたように見え、その後ポジションを戻してくれるだろうと思ったため、あまり激しくディフェンスしなかった。ただ、最終的にはそのような形にはならなかった。僕の判断ミスだったし、そのせいでランドの後ろでしばらく抑えられてしまう形になり、レースを失ってしまった部分があったと思う。彼を抜いたときのペースはよかったけど、その時点で前のマシンとは大きな差がついてしまっていた。その後は他のマシンと少し違うことをしようと考え、セーフティカー出動を待つためにできるだけタイヤ交換を引き延ばしたけど、結果としては4位が最大限の結果だったと感じている。ここまで確実に前進しているし、走行を重ねればもっとよくなるだろうと思っている。もちろんまだまだ改善すべき部分はあるけど、それもプロセスの一つだし、次のバルセロナでもハードワークを続けていく。今週もメルセデスとは僅差だし、シーズンを通して激しい戦いが続いていくと考えている。サーキットごとに彼らの方が速い場所と僕たちの方が速い場所があると想定しているけど、どのレースも集中して努力を続けていく」5位:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日の結果にはとても満足している。チーム全体で力強いレースができたし、戦略もうまく実行された。スタートの序盤のラップで前にでる必要があった人々を抜いて、その後、リスタートとピットストップを切り抜けた。チームのみんなのために、そして、自分のパフォーマンスに本当に満足している。今日は多くのポイントを獲得できたし、僕たちに達成できる最高の結果だったと思うので、とても嬉しい。現場とファクトリーの全員に感謝している」6位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「6位には満足できない。全体的に今週末はベストなパフォーマンスを発揮できなかった。とはいえ、レースでの自分の走りを見れば、自分の成し遂げた仕事には満足している。第1スティントまでは良いスタートだったけど、その後、カルロスと僕の両方がミディタムタイヤのグリニングにかなり苦しめられた。他はそこまで影響を受けていなかったように思う。チームとしてそこで何が起こっていたのかを理解する必要がある。今日は5位も可能だったかもしれないけど、それ以上は難しかったと思う」7位:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今日のレースにはとても満足している。最大限の成果を挙げられたと思う。両方のマシンがポイントを獲得できたことは僕たちの進歩と全体的に強力な週末を過ごしたことを示している。チームの全員がこの進歩に貢献...