2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。丘陵地帯にあるアルガルベ・サーキットは、風の強いコンディションと舗装されて間もない路面がドライバーにチャレンジをもたらした。唯一のリタイアとなったキミ・ライコネン(アルファロメオ)はオープニングラップの終わりにステアリングにスイッチに気を取られたことでチームメイトのマシンに突っ込んだ。
11位:カルロス・サインツ(フェラーリ)「良い一日ではなかった。良いスタートを切ることができたものの、ピットストップ後のレースは非常にタフだった。最初のスティントではランド(ノリス)の後ろでソフトタイヤでフィーリングはとても良かったけど、そのあとミディアムにかなり早めに交換してアンダーカットを狙ったけどうまくいかなかった。そこからはグレイングによってそのコンパウンドで最後まで走り切るのは大きな苦労だった。今日は多くのポイントを獲得する機会があったと感じているのでがっかりしている。レースを分析して、戦略、タイヤ、そして、マシンの挙動を学ぶつもりだ」12位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「今日のレースでは全力を尽くしたと感じている。これよりもトップ10に近づくことはできなかった。キミとの接触でダメージを受けなかったのは幸いだった。セーフティカーなど、前に何も起こらなかったので、ポイント圏内に入り込むのは本当に難しかった。12番手からスタートして、そこでフィニッシュした。それでも楽しいレースだったし、アロンソやベッテルとのバトルで忙しかった。セブをパスして、最後までアストンマーティンの2台を抑えられたことに満足している。すぐにポイントを獲得するために懸命に仕事を続けていく」13位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)「ミディアムタイヤでとても長いロングスティントを走った、かなり忙しく難しいレースだった。戦略面で何が違ったことができたとは思わないけど、全体的にポイントを争うグループについていくには十分なペースと一貫性がなかった。ポジティブな点としては、来週、僕のマシンにも新しいパーツが入ることだ。僕たちが正しい方向への一歩だと感じているパーツだ。でも、本当の優先事項はクリーンな土曜日を過ごすことだ。それがより良い日曜日のための鍵だ」14位:ランス・ストロール(アストンマーティン)「ベストな一日ではなかったけど、レースコンディションでは昨日よりも少し強かったと思う。結局、チャレンジングな土曜日によって僕たちは今日劣勢に立たされてしまった。でも、レース中のマシンのバランスは良かったし、前半はいくつか順位を上げることができた。でも、ポイント圏内に入るには少し足りなかった。予選がもう少し良ければ、ポイントは可能だったはずだ。でも、あまりくよくよ考えてもしょうがないし、来週にむけて何ができるかを学び、改善していきたい。バルセロナにはもっと強力なポジションに到着したい」15位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)「タフな一日で、レース序盤からグリップがなく、全くペースを発揮できませんでした。今週末はずっとマシンバランスに苦しみましたが、みんな同じ条件で走っていたわけですから、データを分析して、ここポルトガルで何がうまくいかなかったのかを確認する必要があります。ここからしっかりと学んで、スペインに向かいます」16位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「昨日を終えて、僕たちは全員がもっと多くを期待していたけど、信じられないくらいチャレンジングなレースだった。僕たちのマシンはこのコンディションに合っていなかった。風が吹くと本当に苦労する。残念だけど、マシンの長所と短所が分かっているのは良いことだし、もう少し落ち着いたコンディションのところに行って、それらの強いを発揮できるようになることを願っている」17位:ミック・シューマッハ(ハース)「チャレンジングなレースだったし、残念ながら、オーバーテイクはかなり難しかった。特にミッドフィールドは非常にに強かったので、僕たちにとってすぐ近くについていってラップを重ねるのは大変だった。近くにいると、タイヤが燃え尽きてしまい、当然、難しくなる。最終的に僕たちはウィリアムズをミスに追い込むことができたし、そこからはある意味でフリーランをして、自分たちのペースを示すことができた。もっと早くにニコラス(ラティフィ)をクリアできていれば、ジョージ(ラッセル)に追いついて戦うペースさせあったかもしれない。全体的にクリーンなレースをしてチェッカーフラッグを見たいと思っていた。僕たちはそれを成し遂げたし、すべてがうまくいった」18位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「今日は難しかった。僕たちはオープニングラップにいつも苦戦しているし、それははるかに上位からスタートしたジョージ(ラッセル)が最初の数週後に僕たちがいる場所に戻ってきたことからも明らかだった。とても気が立っているし、解決策を見つけるために分析を行う必要がある。現時点で欠けているものがあるのは間違いないし、バルセロナに向けてそれを改善する必要がある」19位:ニキータ・マゼピン(ハース)「ラップタイムを見れば、レースはポジティブだったと思う。もちろん、自分たちがトップポジションを争いっていないことは認識しているので、プランCに変換した。それは全体的なフィニッシングデルタという点では最適ではなかったけど、ブルーフラッグを受け取らないためには間違いなく最適だった。それによって周回を重ねて、マシンがどのような挙動をするか、どこを改善すべきかを見ることができた。最初の数周は良かったけど、その後についてはドライビングを改善する必要がある。それは経験から来るものだ。学習と言う点ではそれなりのレースだった。自分の側で改善できることはたくさんある」DNF:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「チームメイトと接触したくはないものだし、残念ながら、今回は僕のミスだった。スリップストリームに巻き込まれて、アントニオ(ジョビナッツィ)に突っ込んでしまった。その後はどうすることもできなかった。フロントウイングがクルマの下に入り込んでしまってステアリングを切ることもできず、そのままグラベルに突っ込んでいくしかなかった。良いペースがありそうだっただけに残念だ。スタートはとてもうまくいったし、レースはポジティブなものになったはずだ。唯一のプラス材料は少なくともアントニオがダメージを受けず...
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