2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。11番手だったランド・ノリス(マクラーレン)は今シーズン初めてQ3進出を逃した。また、予選Q1では前戦F1イタリアGPで衝撃的な初優勝を果たしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がノックアウトとなる波乱もあった。
11番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「トリッキーな予選だったけど、FP3で苦労していたことを考えれば、今日はいくつかポジティブな収穫はあった。午前中のマシンはペースがかなり足りなかったし、あまり自信を持てず、セッション中はかなり苦戦を強いられた。予選にむけていくつか良い改善を果たせたし、もっと悪い結果になっていた可能性もある。それでも、0.1秒でQ3進出を逃したのはちょっと悔しい。明日はポジションを上げてポイントを獲得するために懸命にプッシュするつもりだ」12番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)「今日は予選に向けてセットアップを煮詰めていくことができ、まずまずの一日になった。昨日の手ごたえがあまりよくない中でエンジニアが僕のドライビングスタイルに合わせるために、いい仕事をしてくれた。それでも予選Q2の2回目のアタックではコンマ数秒上げなければいけないと思っていたので、あまり失うものがない中で7コーナーを全開で行くなど、あらゆることにトライした。明日は12番グリッドからのスタートですが、ここからでも十分勝負になる。全員にとって初めてレースをするトラックですので、あらゆるチャンスを逃さずに走ることが大切になる」13番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「状況を考えれば13番手は良い結果だけど、もちろん僕たちはもっと上位を望んでいる。マシンの感触はかなり良くかったし、すべてを出し切れたと思っているけど、トップ10が目前のときは、もっと上位グリッドを獲得できなかったことはやっぱり残念だ。Q3を目指してプッシュを続けていくし、遅かれ早かれ必ず僕たちはそこに到達すると思う。明日のレースでポイントを獲得できるかどうか見てみよう。オーバーテイクは難しいけど、僕たちにできることはコース上でベストを尽くすことだ」14番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「Q1はミスを犯していたけど、なんとか突破することができた。でも、それ以降は進歩を果たすことができなかった。データを調べてみる必要があるけど、ここまでのところ、あまりマシンのコツを掴むことができてない。努力はしているけど、特にスタートポジションを考えれば、難しいレースになるだろう。僕たちは本来のペースを示すことができなかった。この結果には満足していないけど、今週末ここまで少し苦労しているし、明日何ができるか見てみよう。オーバーテイクに関してはみんな難しいと言っているけど、ここでレースをするのは初めてなので、明日どうなるか見てみよう」15番手:ロマン・グロージャン(ハース)「シルバーストンでも言ったように予選でのQ2進出は現在の僕たちが短期的に目標としていることだ。だから、今日はそこがポジティブだった。Q2の走行はそれほど良くはなかった。1回目の走行でトウが見つけられなかったし、僕たちにとってここではかなり痛い。ラップは良かった。ストレートスピードが足りないだけだ。2回目の走行はハートにプッシュした。ターン1で強風にあおられて、マシンのリアが完全にふらついてしまった。すでに0.4秒失ってしまったので、1コーナーでゲームオーバーだった。レースに向けては何とも言えない。正直、マシンに問題があって昨日はロングランをしなかった。タイヤにとってタフになることは間違いない。少なくとも僕たちにとっては表面のオーバーヒートがどの程度問題になるかだ。ちょっと心配だけど、僕が間違っていることを祈る。それにしても、なんてトラックだ。ターン6から10にかけて全開だ。本当にメガだ」16番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「レースウイークを通じてすべてが順調に進んでいただけに、今日はフラストレーションのたまる結果となった。フリー走行でもマシンはよく、予選ではエンジンを少しプッシュした。それもあり、2回ほどフィニッシュラインの手前でエネルギーを使い果たしてしたため、0.1秒以上タイムをロスしてしまった。結果的に、わずか0.05秒差でQ2を逃した。このコースで後方からのスタートというのはよくない結果であることは明らかだし、ここまですばらしい形で進んでいただけに残念だ。僕らは予選をうまくまとめられなかったし、最悪のタイミングで小さなミスを犯してしまった。実際はもっと速いということは分かっているので、ばん回する方法を見つけ出さなければならない。明日はポイント獲得を目指してがんばる」17番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「今日はもっとうまくやれるポテンシャルがあっただけにQ1敗退は残念だ。最初の走行では良いラップができたけど、2回目はうまくまとめられなかった。このコースのレイアウトでは実質的にコーナーが連続しているので、小さなミスが大きな代償を払うことになる。ミスをすると勢いを失い、ラップが台無しになる。それが起きてしまった。明日は厳しいレースになるだろう。気温が上昇して肉体的にもタフだし、このトラックはオーバーテイクが難しい。挽回できるようにベストを尽くしたい」18番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「序盤から速かったし、マシンの感触もとても良かった。昨日からダウンフォースレベルを変更して、今日のFP3はそれで走る予定だったけど、チャンスがなかった。僕たちにとってはかなりの変更だったし、FP3を逃したのは痛かった。今日は明らかにQ2進出の可能性があったけど、最終ラップをまとめることができなくて自分にがっかりだ。それができれば、最善の方法でチームに報いることができただろう。FP3の後で多くの仕事に取り組んでマシンを調整してくれたガレージのみんなに深く感謝している。それでも、今日はいい仕事ができたと思う」 19番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「FP3の後は強さを感じられた。予選に向けてかなり大きな変更を施し、明日のレースで競争力を持てるようにマシンを調整した。1回目の走行の感触は良かったけど、2回目と3回目はバランスが間違った方向に行ってしまった。アンダーステアがひどくて限界があったので、それを補うためにウイングをどんどん増やしてい...
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